世代別代表では大活躍

ワールドカップ連覇を狙うフランス代表では、センターフォワードの位置にレアル・マドリード所属のカリム・ベンゼマが入っている。クラブでのパフォーマンスを考えれば、怪我などがない限りカタール大会ではベンゼマがセンターフォワードのファーストチョイスになるだろう。

しかし、ベンゼマも34歳だ。今年が最後のワールドカップになる可能性が高く、それは4年前の優勝に貢献したオリヴィエ・ジルー(35)も同じだ。センターフォワードには世代交代の時が近づいている。

フランスの場合はウイングにもタレントが多く揃っているため、キリアン・ムバッペをセンターフォワードに回す手もある。ただ、ムバッペはベンゼマやジルーほど前線で体を張るタイプの選手ではない。どちらかといえば、ムバッペのためにタメを作ってくれる選手をセンターフォワードに配置したい。

候補者となるのは、フランスのニースで活躍を続ける22歳のFWアミーヌ・グイリだ。U-17時代には17試合で20ゴール挙げるなど天才肌の選手として有名だったグイリは、今季ニースでシーズン10ゴール10アシストを記録。得点とチャンスメイクの両方で活躍できることを証明している。

現在招集されているU-21フランス代表では、今月行われたU-21欧州選手権予選にてセルビア、アルメニア、ウクライナ相手に1ゴールずつ記録。この世代では絶対の存在で、チームもU-21欧州選手権本大会への出場を決めた。

フランスの恐ろしいところは、そのグイリがまだA代表デビューしていないところにある。それだけ層が厚いということであり、おそらく今年のカタール大会でもメンバー入りは厳しいだろう。

チャンスがあるとすれば、EURO2024か2026年のワールドカップか。ベンゼマとジルーが代表を去れば、グイリにもチャンスが出てくるはず。すでに市場価値は4200万ユーロに達しているが、いつA代表から声がかかるのか。