名門3クラブを中心に魅力的なタレントが揃う

今冬にリヴァプールがFCポルトからFWルイス・ディアス、この夏にベンフィカからFWダルウィン・ヌニェス、アーセナルがポルトからMFファビオ・ビエイラ獲得を発表するなど、5大リーグのトップクラブがポルトガル国内でプレイするタレントを次々と引き抜いている。

これは今に始まったことではないが、ポルトガルの名門ポルト、ベンフィカ、スポルティング・リスボンに在籍する選手たちはクオリティが高く、ビッグクラブに引き抜かれるのが1つのパターンになっている。

そしてこの流れは今後も続いていくのだろう。ポルトガルの上位陣には優れた若手タレントがズラリと顔を揃えている。

ポルトならば、2021-22シーズンに21ゴールを挙げたブラジル人FWエヴァニウソン(22)が人気だ。英『Daily Mail』によればポルト側は7000万ポンドほどは欲しいと考えているそうだが、イングランドからはマンチェスター・ユナイテッドも興味を示しているという。

若手ブラジル人選手が多く活躍しているのもポルトガル国内リーグの特長で、U-23ブラジル代表のエヴァニウソンもステップアップの時は近いか。

さらにポルトからはポルトガル代表デビューも果たしている22歳のMFヴィティーニャにパリ・サンジェルマンやバルセロナが関心を示している。セントラルMFを本職としながら、サイドハーフや攻撃的MFに入る器用さもある。世代別ポルトガル代表でも常連の存在で、若くて優秀なポルトガル人選手が増えていることもビッグクラブの関心を引いている理由の1つだろう。

他にもポルトガル人選手では、SCブラガに所属する196cmの大型CBダビド・カルモ(21)、センターバックと左サイドバックをこなすスポルティング・リスボン所属のレフティーDFゴンサロ・イナシオ(20)、2021-22シーズンは15ゴール13アシストを記録したスポルティング・リスボンMFペドロ・ゴンサウヴェス(23)、すでに代表で8試合をこなすスポルティング・リスボンのセントラルMFマテウス・ヌネス(23)、リーグ戦では7ゴールを奪い、U-21ポルトガル代表では18試合で14ゴールと大暴れ中のベンフィカFWゴンサロ・ラモス(21)が人気を集めている。

この中ではゴンサウヴェスがすでにポルトガル代表デビューを果たしており、2列目を中心に高い攻撃性を持つテクニシャンとして評価を高めている。

ブラガ所属の大型センターバックであるカルモはまだ代表デビューこそ果たしていないが、今月のネーションズリーグには招集されていた。ペペ、ジョゼ・フォンテらベテランが目立つポルトガル代表において、ルベン・ディアスの次なる相棒候補といったところか。2021-22シーズンは怪我で前半戦を棒に振ったが、それでも評価は高い。196cmのサイズも魅力だろう。マンUやウォルバーハンプトンといったイングランド勢も興味を示しているようだ。

U-21ポルトガル代表で暴れるゴンサロ・ラモスも興味深い存在で、ベンフィカ側は4000万ユーロ程度の移籍金を求めているという。ニューカッスル、さらにドイツからバイエルンやドルトムントも関心を示しているようで、英『Daily Mail』は純粋なセンターフォワードながらリヴァプールのロベルト・フィルミーノのような気の利いた動きができると2人を重ねる。

現在のポルトガルは世代別代表が機能しており、A代表にもラファエル・レオン(ミラン)やジョアン・フェリックス(アトレティコ・マドリード)など若い逸材が入ってきている。この育成力はトップクラブにとって非常に魅力的で、今後もポルトガルのタレントは狙われていくことだろう。