まだ28歳とフェードアウトする年齢ではない

バルセロナに所属しているDFサミュエル・ユムティティ(28)。昨季はクラブの財政難もあって給与減の契約を受けいれ、2026年までの新契約にサインしている。しかし選手としてクラブに居場所はなく、戦力外となってしまっている。

西『MUNDO DEPORTIVO』によると古巣であるリヨンやリーガ・エスパニョーラに昇格したジローナ、またセリエAのクラブが移籍の候補先になるという。シャビ・エルナンデス監督の構想からは完全に外れてしまっており、新天地を探す可能性が高い。

そんなユムティティだが、リヨンから獲得された当初は守備陣の中で評価の高い選手であった。左利きのセンターバックとして重宝されており、移籍初年度からジェラール・ピケと共にファーストチョイスとなっていた。ビルドアップに貢献できる足元の技術、強度の高い守備を両立する現代的なセンターバックであり、怪我がなければ今でも先発で起用されていただろう。

その怪我というのが左ひざの負傷だ。フランス代表でもセンターバックとして存在感を示す選手だったが、2018年頃から常に怪我に悩まされるようになっており、年々バルセロナでのプレイタイムを減らしている。21-22シーズンに至ってはリーグ戦での出場時間が90分と1試合のみであり、そのオサスナ戦での評価も高くない。

所属クラブを変えることで突然パフォーマンスが向上する選手は多いが、ユムティティはそのタイプに当てはまるのか。怪我の再発も気になるところであり、ここ3シーズンのリーグ戦でのプレイタイムは合計しても1679分と少なく試合感のなさも気になる。クラブと代表で輝き放っていた“あの時代”のパフォーマンスを再び披露して欲しいところだが、この移籍は彼のターニングポイントとなるのだろうか。