偉大なる中盤の後継者は揃うか

昨季チャンピオンズリーグを制し、徐々に中盤の世代交代へ。欧州王者レアル・マドリードはすでに来夏へのビジョンを描いていることだろう。

昨季もレアルはトニ・クロース、カゼミロ、ルカ・モドリッチの中盤トリオ『KCM』が抜群の存在感を放ち、リーガ・エスパニョーラとチャンピオンズリーグのダブルを達成した。しかしクロースは32歳、モドリッチは36歳を迎えており、世代交代の時が近づいている。

それに向けた準備は着々と進んでおり、昨夏にはレンヌからエドゥアルド・カマヴィンガ、今夏はモナコからオーレリアン・チュアメニを補強。ウルグアイ代表のフェデリコ・バルベルデも馬力があり、中盤には若いピースが揃ってきている。

やや攻撃の創造性に欠けるとの指摘もあるが、来夏には攻撃面での貢献も期待できるドルトムントMFジュード・ベリンガム獲りへ動くと見られている。リヴァプールなど他クラブも目をつけているようだが、イングランドの次代を担うベリンガムを確保できれば中盤の世代交代は完成したと言っていいだろう。

カマヴィンガの獲得には推定4000万ユーロ、今夏のチュアメニには8000万ユーロ、そしてベリンガムには1億2000万ユーロは必要との見方もある。この3人だけで2億4000万ユーロかかることになるが、KCMの後継者を固めるには仕方がない投資と言えよう。

KCMとはタイプの異なる中盤となりそうだが、この若い3人衆が揃う中盤も見てみたい。レアルの世代交代がプラン通りに進めば、2023年には面白い景色を見ることが出来そうだ。