プレミアにサプライズを起こすことはできるか

莫大な放映権料の流入で、中堅クラブも豊富な資金を持つようになったプレミアリーグ。そのためBIG6にも対抗できる戦力を保有するクラブが多くなっている。例えばブライトンやウルブズがそうだ。彼らは堅守を武器としており、昨季の失点数44点と43点はリーグで上から6番目と5番目の数字である。しかし得点数は42点、38点と少なく、彼らが堅守そのままに攻撃を改善できれば、EL圏内を争えるクラブになる。

それでいえば来季のブライトンは攻撃面で大きな変化がある。それはベルギーのロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズからやってくるFWデニス・ウンダブと三笘薫のことである。

ドイツの3部であるTSVハフェルゼでキャリアをスタートさせ、その後2020年にユニオンへやってきたウンダブ。ベルギーでは2季連続で得点を量産しており、昨季は25ゴール9アシストを記録。昇格年度ながらレギュラーシーズンでは1位、決勝ラウンドでは2位の好成績で終えたチームをストライカーとして支えた。冬の移籍市場でブライトンに引き抜かれており後半戦はベルギーに残ったが、22-23シーズンからプレミアリーグで戦うことになる。

ウンダブに期待するのは得点面だ。昨季のブライトンはチーム内得点王がレアンドロ・トロサールの8点で、二桁得点を取った選手がいなかった。そこでウンダブが得点源になれればチームとしては勝ち点を拾いやすくなるだろう。

三笘はおそらくウイングバックでの起用になるが、彼のドリブルがどこまでプレミアに通用するのか注目だ。日本代表ではガーナやパラグアイ相手であれば敵なしだったが、エデル・ミリトンと対峙したブラジル代表戦では完璧に抑えられてしまった。プレミアにはカイル・ウォーカーをはじめ守備を強みとする選手が多く揃っており、彼ら相手にどれだけ違いを作れるかが大事になる。

ベルギーで計48ゴールに関与した2人を来季からトップチームに加えるブライトン。いきなり通用するとは思わないが、彼らのポテンシャルは高く、ウンダブと三笘の活躍でブライトンがより多くの勝ち点を掴めることを期待したい。