守備的なポジションを多数こなせる

マンチェスター・ユナイテッドやアーセナル行きが噂されているアヤックスのアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネス。近年はCBをメインにプレイするマルティネスだが、マンチェスター・シティへと加入した195cmのFWアーリング・ハーランドや、ニューカッスル・ユナイテッドの191cmFWクリス・ウッド、今季から1部に復帰するボーンマスの196cmFWキーファー・ムーアーなど、長身FWが多数在籍するこのリーグでCBとしても通用するのだろうか。

マルティネスはCBの他、左SBや中盤でもプレイ可能なDFで、対人やビルドアップ能力に強みがある。その一方で、マルティネスの身長は175cmと言われており、195cmのハーランドとは20cmもの差がある。昨季チャンピオンズリーグでハーランドと直接対戦した際は、アヤックスがドルトムントを無失点に抑えているが、それだけで問題ないとは言い難い。

英『Daily Mail』は、昨季マンUとアーセナルの両軍において、空中戦デュエル勝利数最多を記録したDFハリー・マグワイアとマルティネスの数字を比較。リーグのレベルは違うものの、マルティネスの方が空中戦勝利数で勝っていることを指摘している。

マグワイアの空中戦デュエル勝利数は30試合出場で75回、マルティネスは24試合出場で79回となっており、試合数の少ないマルティネスの方が勝利数で上回っている。その一方で、空中戦デュエル勝率はマグワイア72.82%、マルティネス70.54%とマグワイアがわずかに上回っているが、194cmのマグワイアと遜色ない確率でマルティネスも空中戦に勝利していることがわかる。

あくまで参考程度の数字にはなるが、少なくともエールディヴィジにおいて、マルティネスが空中戦にも強い選手だったことは確か。DFガブリエウ・マガリャンイスとDFベン・ホワイトのCBコンビが好パフォーマンスを見せたアーセナルはともかく、CBが軒並み不安定なパフォーマンスに終わったマンUは、マルティネスの獲得に成功した場合CBで起用することも十分に考えられるだろう(データは『SofaScore』より)。