昨季は飛躍の年となった

先日マンチェスター・シティがスペイン代表のロドリとの契約を2027年まで延長したと発表した。

2019年にアトレティコ・マドリードからやってきたロドリ。フェルナンジーニョの後釜としてジョゼップ・グアルディオラに重宝され、加入初年度からリーグ戦では35試合で起用されるなどいきなりアンカーとしてポジションを掴んだ。その後もプレミアでは30試合以上の出場を継続しており、昨季は33試合で7ゴール2アシストを記録している。

ベルナルド・シウバやケビン・デ・ブライネ、ジョアン・カンセロの活躍が騒がれた昨季のシティだが、最も飛躍したのはこのロドリだ。守備面では球際が強くなり、前任者のフェルナンジーニョのようなボール奪取を習得している。得点面では7ゴールとFWのような数字を残し、大車輪の活躍でプレミア連覇、CL4強入りを支えている。

英『THE SPORTSMAN』ではこの契約延長をこの夏最高のビジネスになるかもしれないと主張している。この夏は待望のストライカーであるアーリング・ハーランドを獲得しており、ロドリの存在がハーランドよりも重要だということか。

その主張はあながち間違っていないといえる。もちろん得点を奪うストライカーは大事だが、アンカーはそんな攻撃を支えながら守備面でも存在感を示す必要がある。いわばシティの心臓のような役割を果たしており、アンカーが機能不全に陥ればストライカーも輝くことはできない。

昨季特に改善が見られたのは守備面だ。英『The Athletic』によると292回のボール奪取数はデクラン・ライスやルベン・ネヴェスよりも優れた数字であり、彼がどれだけ中盤のフィルター役として輝いていたかが分かる。

バルセロナのセルヒオ・ブスケッツが第一線を退くことになれば彼が間違いなく、世界最高のアンカーの一人となるだろう。33歳のブスケッツは今季限りでバルセロナを退団する可能性があり、その行先はMLSだと先日報じられていた。

26歳にしてすでにアンカーの最高峰に登り詰めたロドリ。パスの正確さ、強力なミドルシュート、読みの鋭い守備と彼の武器は多く、来季もロドリが万全であればシティは再び好成績を残すことになるだろう。