能力は申し分なし

2014年の加入から8年。何度も移籍の噂がありながら、ナポリに留まり続けてきたのがセネガル代表DFカリドゥ・クリバリだ。

ナポリではセリエA制覇に近づいたこともあったが、ユヴェントスの牙城を崩せない日々が続いた。クリバリは誰もが認めるワールドクラスのセンターバックだが、ベルギーのヘンク時代も合わせてリーグ制覇の経験はない。ナポリでもコッパ・イタリア、スーペルコッパ・イタリアーナを1度ずつ制しただけで、タイトル歴はやや寂しい。

一時はリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクやセルヒオ・ラモスらとともに世界最高級センターバックの1人に挙げられていた選手で、もっと早くナポリ以上の強豪クラブに向かっていれば評価はさらに上がっていたかもしれない。

そのクリバリがついにナポリを離れ、今夏チェルシーへ向かうことが決まった。チェルシーはアントニオ・リュディガーを失ったため、クリバリはその後釜ということになる。

クリバリは31歳を迎えているが、まだまだ実力は高い。セネガルのセンターバックということもあって身体能力は高く、地上戦から空中戦まで弱点は少ない。プレミアリーグでもフィジカル面の対応に問題は抱えないだろう。

チームには最終ラインを束ねるチアゴ・シウバが君臨しており、シウバとクリバリのコンビもかなり楽しみだ。リュディガー以上の関係性を築く可能性もゼロではない。

チャンピオンズリーグでの戦いも楽しみだ。クリバリは高い評価を受けながら、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントは2回しか経験がない。どちらもベスト16で敗れており、もっと上のステージで見てみたい選手だ。チェルシーならその夢を見ることもできるはずだが、チェルシーでクリバリの評価はさらに上がるのか。