来季は勝負の年だ

積極補強を見せ、ここまでのプレシーズンマッチでは好成績を残しているアーセナル。24日のチェルシー戦ではシーズン開始前だが、BIG6のライバル相手に4-0と快勝を収めており、補強の効果がさっそく表れている。

とくに戦力アップとなったのがストライカーだ。マンチェスター・シティからやってきたガブリエウ・ジェズスが躍動しており、4試合のプレシーズンマッチで4ゴールと絶好調だ。チェルシー戦のループシュートは見事であり、シティ時代の決定力不足という課題はアーセナルに来たことで解決したかもしれない。

ジェズスと同じくシティからやってきたオレクサンドル・ジンチェンコもチェルシー戦でデビューを飾っている。左サイドバックと中盤の2つのポジションをカバーできる選手であり、ミケル・アルテタとはシティ時代に共にチームメイトとして戦っている。左SBのキーラン・ティアニーは怪我が多く、ジンチェンコの出番は多くなるだろう。

ポルトからやってきたファビオ・ビエイラは負傷でまだアーセナルデビューとはなっていないが、彼もジェズスやジンチェンコ同様に楽しみな選手だ。チャンスメイカーで昨季は6ゴール14アシストを記録している。

さらにアーセナルはレスター・シティのユーリ・ティーレマンス獲得を目指している。トーマス・パーティの耐久性の低さもあって中盤の戦力アップは必須だ。またブカヨ・サカのライバルとなれる選手の獲得にもアーセナルが動いており、まだまだ夏の移籍市場は終わらない。

ここまですでに6選手を獲得したアーセナル。移籍金は合計約1億2000万ポンド(日本円にして約196億円)となる。ここからティーレマンスやサカのライバルとなれる選手を獲得すれば2億ポンド近い額になる可能性も考えられる。

「アーセナルが成功しなければ、アルテタは仕事を失うでしょう」

英『talk SPORT』ではミルウォールやチェルシーで活躍した元アイルランド代表のトニー・カスカリーノ氏が、もしアーセナルが来季トップ4入りを逃せばアルテタは解任されると持論を展開している。

その根拠はやはり、昨季と今季での夏の移籍市場での大型補強だろう。昨季は1億5680万ポンド、今季は約1億2000万ポンドと2季連続で1億ポンド越えとなっている。クラブからすれば十分な支援は行っており、これで結果を残せなければ解任されるのは自然の流れだ。

他のBIG6、とくにトッテナムはアーセナル同様に積極的な補強を見せており、トップ4入りを阻む大きな壁となるが、それ以上に今のアーセナルが期待できるチームになっているのは間違いない。それはチェルシーを圧倒したことで確信に変わっている。

2年で約2億8000万ポンドを移籍市場に投下したアーセナル。22-23シーズンは勝負の年であり、トップ4でシーズンを終えCL出場権を掴むことができるのだろうか。