20ゴール奪うような選手となれるか

昨季はセリエA28試合に出場して2ゴール2アシスト。この成績だけ聞けば、ローマFWニコロ・ザニオーロの評価は厳しいものとなるだろう。イタリアの次代を担う才能と10代の頃より期待されてきたが、ザニオーロは怪我の影響もあって順調なキャリアを歩めていない。足下の技術には非凡なものがあるが、今のところ得点力は不十分だ。

しかし、ザニオーロはもっと得点を量産出来ると信じる人もいる。かつてローマでプレイした経験を持つズビグニェフ・ボニエク氏がその1人で、同氏はザニオーロの得点力をユヴェントスFWドゥシャン・ヴラホビッチと重ねている。

「ザニオーロには信じられないポテンシャルがある。人々に彼のベストポジションはどこかと聞けば、みんな私とは異なる反応を示すだろうね。個人的には、彼は純粋な9番タイプだよ。ボールを前線でキープ出来るし、フィジカルも強くてDFをさばける。空中戦も強くてシュートも上手い。常に言っているが、ヴラホビッチと同じくらい上手くやると思う。あるいはそれ以上かだ。彼は本当に素晴らしい選手なんだよ」(伊『TuttoSport』より)。

今冬にフィオレンティーナからユヴェントスへ移籍したヴラホビッチは2020−21シーズンにセリエAで21ゴール、昨季は24ゴール奪っており、今やセリエAを代表する点取り屋として認められている。ザニオーロの数字とはかなり開きがあるが、それでもボニエク氏はザニオーロもそのくらいまで数字を伸ばせると考えているのだろう。

ザニオーロがそのレベルまで覚醒するならば、ローマにとっては大きすぎるプラスだ。ローマの場合は最前線にタミー・エイブラハムを配しているが、思い切ってそのポジションにザニオーロを継続的に入れてみるのも悪くないか。