数年前よりビッグクラブからの関心はあった

選手にとってステップアップのタイミングは重要だ。実力者と認められていても、タイミングを逃せばビッグクラブ行きの可能性が消えてしまうこともある。

近年のセリエAで継続的に高い人気を誇ってきたのがトリノFWアンドレア・ベロッティだ。イタリア代表メンバーでもあるベロッティは若い頃より高い評価を得てきたが、結局はトリノに7シーズンも在籍することになった。現在では28歳と中堅世代だ。

トリノとの契約は昨季限りで満了となり、英『Daily Mail』は現在イングランドよりウェストハム、ニューカッスル、エヴァートンが関心を示していると伝えている。ウェストハムはサッスオーロのジャンルカ・スカマッカにも興味を示しており、今夏狙っているのはマイケル・アントニオの負担を軽減できるセンターフォワードだ。

ニューカッスルもセンターフォワードの層は薄く、エヴァートンはリシャルリソンをトッテナムへ売却している。3クラブともベロッティ獲得へ動く理由がある。

ただ、数年前ならベロッティはビッグクラブに移籍できたかもしれない。数字で見るならピークは2016−17シーズンだ。このシーズンではリーグ戦で26ゴールを奪っており、これは当時ローマでプレイしていたFWエディン・ジェコ(29ゴール)、ナポリFWドリース・メルテンス(28ゴール)に次いでセリエ第3位の数字だった。

当時はまだ20代前半だったため、ベロッティには多くのビッグクラブが関心を示していた。しかしなかなかトリノを離れるには至らず、長く中堅クラブでプレイするキャリアとなった。

今でも能力は高い選手だが、ややピークは過ぎてしまった印象もあるか。昨季はトリノで初めて二桁得点に届かないシーズンを過ごすことになり、その評価は落ち始めていると言えよう。