CBを任せる選手の高さは重要

チェルシーからの関心が長らく報じられているDFジュール・クンデとマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決まったDFリサンドロ・マルティネス。それぞれセビージャとアヤックスで地位を確立した優秀なDFであることは間違いないが、両者にはCBの割にそれほど身長が高くないという共通点がある。チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は、そこがネックとなっているようで、クンデの獲得に二の足を踏んでいる部分もあるようだ。

チェルシーは今夏、DFアントニオ・リュディガーやDFアンドレアス・クリステンセンが契約満了で退団。それぞれレアル・マドリードとバルセロナへ加入した。

DFセサル・アスピリクエタやDFマルコス・アロンソにもバルセロナ移籍の話が浮上しており、チェルシーはディフェンスラインの駒不足が懸念される。ナポリからDFカリドゥ・クリバリを獲得したが、まだ頭数は足りておらず、クンデを始めとする多くのCBの名前が噂にあがっていたが、クンデはバルセロナ行きの可能性が再燃している。

英『The Guardian』によると、バルサのクンデ獲得に対する執念により、チェルシーが彼を諦める可能性が出てきているようで、すぐに突破口が開けない場合は、セビージャとの交渉から手を引くかもしれない。さらに同メディアによれば、トゥヘル監督がクンデの身長に懸念を抱いており、178cmの彼がプレミアリーグで通用するのかどうか疑問視している点も、チェルシーが手を引く一つの要因となるようだ。

そんなチェルシーとは対照的に、マンUはエリック・テン・ハーグ監督のアヤックス時代の教え子である、175cmのマルティネスを獲得。左SBや中盤で起用される可能性もあるが、テン・ハーグ監督はアヤックスで彼をCBとして多く起用しており、英『The Mirror』によれば、「彼は背が高い方ではないと思うが、空中戦にはかなり優れている」とマルティネスについて話している。

チェルシーとマンU、トゥヘル監督とテン・ハーグ監督では当然志向する戦術が違い、用いられるフォーメーションも、3バックと4バックで異なる可能性が高い。クンデとマルティネスが担うタスクも別物となるはずだが、この“高さ”がプレミアで通用するのかという部分は焦点になる。

まだクンデがチェルシーに来ないと決まったわけではないが、まずはマルティネスがCBとしてどのようなプレイを見せるのか、要注目だ。