メガクラブとの資金競争には勝つのは難しいか

ドルトムントはFWアーリング・ハーランドを手放し、バイエルンは絶対的エースのロベルト・レヴァンドフスキと別れた。ブンデスリーガを代表するゴールゲッター2人が揃ってドイツを離れた衝撃は大きい。

特に気になるのはバイエルンだ。今夏にはFWサディオ・マネ、DFマタイス・デ・リフトと即戦力も加えているが、英『Daily Mail』はレヴァンドフスキを失った新シーズンもチャンピオンズリーグで競争力を維持していけるのか疑問視している。

近年はイングランド勢が資金力で他クラブをリードする傾向が目立っており、ドイツ勢は王者バイエルンでもイングランド勢についていけない。レアル・マドリード、パリ・サンジェルマンといったメガクラブとの資金競争も現実的ではない。

同メディアはバイエルンがすでにトッププレイヤーの獲得をメガクラブと争う考えはなく、20歳から22歳までの若い選手を積極的に獲得していき、若手を育成してメガクラブに売却して利益を上げていくプランも検討していると伝えている。

今夏アヤックスから迎えた20歳のMFライアン・グラフェンベルフ、レンヌから獲得した17歳FWマティス・テルはそれにピタリと合う補強ではある。新型コロナウイルスの影響も大きく、トッププレイヤーが求める莫大な給与を支払っていくのが難しくなった側面もあるだろう。

ただ、問題はそれでチャンピオンズリーグを勝ち取れるかどうかだ。ドルトムントやライプツィヒは若い選手を育成してメガクラブへ売却するスタイルを継続してきたが、バイエルンだけは違う印象があった。バイエルンまでチャンピオンズリーグで上位に残れなくなれば、ブンデスリーガ全体のピンチでもある。

レヴァンドフスキがいた昨季まではチャンピオンズリーグでも優勝候補の一角に挙げられる機会が多かったが、バイエルンはその地位を維持していけるだろうか。レヴァンドフスキが抜けた今季はあらゆる方面から注目されることになりそうだ。