思うように補強は進んでいないか

マンチェスター・シティ、リヴァプールを追いかける準備は整っているだろうか。トーマス・トゥヘル率いるチェルシーの新シーズンには気になるポイントがいくつかある。

まず1つはロメル・ルカクが抜けた前線だ。マンCからラヒーム・スターリングは迎えたが、純粋なセンターフォワードは多くない。カイ・ハフェルツが最前線でプレイできるが、これがどこまでヒットするかは気がかりだ。昨季はDFを含めて多くの選手がネットを揺らすことで得点部分を補ってきたが、マンCとリヴァプールが今夏に一線級のストライカーを補強していることを考えると、追いかけるチェルシーにも20ゴールほど狙える点取り屋が欲しい。得点力の部分はチェルシーの課題と言える。

2つ目はDFアントニオ・リュディガーが抜けた最終ラインだ。ここはナポリからカリドゥ・クリバリを後釜として迎えているが、昨季から最終ラインのレベルアップを図れているとは言い難いか。リーダーのチアゴ・シウバが9月に38歳を迎え、昨季と同じハイレベルのパフォーマンスを維持できるかも気にかかる。

若いトレヴォ・チャロバーも伸び盛りだが、リュディガーとクリバリを入れ替えた格好となった守備力で盤石と言えるのか。最近はMFエンゴロ・カンテの怪我も目立ってきており、最終ライン前のプロテクトも注視していかなければならない部分だ。やはりカンテが抜けるダメージも大きい。

ここまではスターリング、クリバリの大物2枚は獲得したものの、同時にルカクとリュディガーの大物2枚も抜けてしまった。明確な戦力アップとは言い難いが、マンCとリヴァプールを追いかける準備は整っているのか。今夏はトッテナム、アーセナルも積極的に動いており、彼らの追い上げも警戒しなければならない。