EL制覇の勢いは続いている

昨季のヨーロッパリーグ制覇から一気にギアを上げてくるか。フランクフルトがかなり面白いチームに仕上がってきている。

最も話題性があったのは、今夏のMFマリオ・ゲッツェ獲得だろう。オランダのPSVへ向かっていたとはいえ、今でも知名度は抜群。2014年にドイツ代表のワールドカップ制覇に大きく貢献したゲッツェはドイツの英雄であり、再びブンデスリーガでプレイする姿にファンは興奮していることだろう。

1日に行われたマクデブルクとのDFBポカール一回戦ではさっそくスタメンに入り、4-0の勝利に貢献。独『Sport1』は「ゲッツェはすぐにフランクフルトの指揮者になった」と称賛しており、さすがの技術とゲームビジョンで周囲の選手を活かすことができる。ゴールを量産するのは厳しいかもしれないが、チャンスメイカーとしては心強い。

さらに一列下がった位置からゲッツェと絡むことになる日本代表MF鎌田大地もマクデブルク戦でさすがの2ゴールを記録。ポジション変更がどう影響するか不安もあったが、早くもゲッツェとのホットライン開通への期待感が生まれている。マクデブルクは格下ではあるものの、さっそく結果が出たのは大きい。

左サイドを疾走するフィリップ・コスティッチもチームに欠かせぬチャンスメイカーで、右にはドルトムントから1年半のレンタルで加わっているアンスガー・クナウフ(20)がいる。やや結果を欲しがりすぎているように見える部分もあるが、クナウフも推進力のある選手だ。コスティッチとの両翼はかなり危険だ。

最前線には昨季リーグ戦8ゴールのFWラファエル・サントス・ボレ、マクデブルク戦で1ゴールを決めた新戦力のFWルーカス・アラリオ、自慢の高さから惜しいシーンを作った23歳の大型新戦力FWランダル・コロ・ムアニもいる。

この戦力を維持したままシーズンに入れれば面白く、5日に控えるバイエルンとの開幕戦でいきなり王者を呑み込んでしまう可能性もある。開幕節のフランクフルトVSバイエルンは見逃せない一戦だろう。

今季のフランクフルトはチャンピオンズリーグの戦いもあるが、どこまでサポーターを盛り上げてくれるのか。マクデブルク戦の内容と結果を見れば、自然と期待は高まってくる。