後輩が続々と追い抜いていった

今のバルセロナはFWロベルト・レヴァンドフスキやハフィーニャの獲得など大型補強の話題が続いているが、ここ最近はカンテラ(下部組織)から続々と優れたタレントが出てきている点も見逃せない。

伊『Gazzetta dello Sport』が注目したのは、今夏にバルセロナを離れることになった22歳のMFリキ・プッチだ。

プッチは今夏にアメリカ・MLSのロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍することになり、22歳の若さで欧州5大リーグを離れることになった。バルセロナのトップチームではポジションを確保できなかったわけだが、プッチは決して評価の低かった選手ではない。

同メディアは、プッチについて「もう一人のNewイニエスタは、さほど騒がれないままカンプ・ノウを去る」と取り上げているが、プッチも現ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタと比較される金の卵だった。

しかし、そのプイグを後輩が追い抜いた。その1人は同じカンテラから出てきたガビだ。今月5日に18歳を迎えたばかりのガビはすでにバルセロナ、スペイン代表の主力で、その成長速度は驚異的だ。

タイプは異なるが、今の中盤に割って入ろうとするニコ・ゴンザレス(20歳)もカンテラから出てきたタレントだ。またすでにチームを離れているが、19歳のMFイライス・モリバもカンテラから出てきた有望株として昨年にトップチームデビューを飾っている。

もちろんMFペドリも忘れてはならない。カンテラ出身ではないが、同メディアが言う「もう一人のNewイニエスタ」とはペドリのことだ。現No.1ティーンエイジャーと言っても大袈裟ではなく、プッチにとっては強烈すぎるライバルだ。Newイニエスタの異名はいつしかペドリのものとなった。

前線ではFWアンス・ファティも出てきており、今の若手はかなりハイレベルだ。同メディアはプッチをバルセロナで期待に応えられなかったタレントとしてアレン・ハリロビッチやサンドロ・ラミレス、ガイ・アスリンらと重ねているが、プッチの実力不足だけが理由ではないはずだ。今のバルセロナはカンテラ組だけでもかなりのタレント軍団になっており、時期さえ違えばプッチの立場も変わっていたかもしれない。

アメリカの地で才能をもう一度証明してほしいところだが、プッチはMLSで成功を収められるか。