サリバの復帰で序列に変化か

やはり今季のアーセナル最大の強みは守備か。開幕節のクリスタル・パレス戦ではさっそくクリーンシートを達成することになり、2-0と勝利。後方が安定すれば、自ずと期待感は高まってくる。幸先の良いスタートと言えよう。

今後気になるのは最終ラインの構成だ。クリスタル・パレス戦ではマルセイユへのレンタルから戻ってきたDFウィリアム・サリバがさっそくスタメンに入り、クリーンシート達成に貢献。そのパフォーマンスは高い評価を得ている。サポーターとしては、ようやくサリバを見られたといった心境か。

そして現在は日本代表DF冨安健洋が怪我で出遅れていることもあり、右のサイドバックにはベン・ホワイトを回すプランが出来ている。左のセンターバックには貴重なレフティーDFガブリエウ・マガリャンイスが構えているため、ここを替える必要はない。左のサイドバックには今夏に加えたオレクサンドル・ジンチェンコが入っており、この組み合わせは今後も続くかもしれない。昨季あれだけハイレベルなプレイを見せた冨安とて安心できないほど今のアーセナルには守備のピースが揃っているのだ。

もちろん冨安が右のサイドバックに復帰し、昨夏5000万ポンドで加えたホワイトがベンチに降格なんてパターンもあるかもしれない。ここの争いは今後の注目ポイントとなるだろう。

英『Football London』もクリスタル・パレス戦で右のサイドバックに入ったホワイトの今後に注目している。

「冨安が完全なコンディションに戻れば、これは興味深いシナリオだ。アルテタは信頼できる冨安をすぐに指名するのか。もしそうなら、ホワイトはどうなるのか。昨夏彼への巨額の投資は、ホワイトが今後何年もアーセナルの最終ラインの中心になることを示唆していたが、サリバの復帰で状況は変わってきている」

ローテーションも重要だが、やはりセンターバックのペアはある程度固定しておきたい。その一角をサリバとマガリャンイスが奪ってしまうのであれば、冨安とホワイトには競争が生まれる。冨安も安心していられないが、アルテタはどの段階でベストな最終ラインを見つけてくるか。