欧州スーパーカップを制し、1つ目のタイトルを獲得したアンチェロッティ

先日行われたフランクフルトとのUEFAスーパーカップを制し、幸先の良いスタートを切ったレアル・マドリード。指揮官のカルロ・アンチェロッティ監督は、現役時代にプレイした古巣ローマの現状について、自らの考えを明かしている。

かつて、イタリア代表としても活躍したアンチェロッティ監督は、ローマに8年間在籍し、中盤の選手としてプレイ。チームのキャプテンも務め上げ、スクデットやコッパ・イタリアのタイトルも獲得している。

そんなローマは昨季、ジョゼ・モウリーニョ監督を指揮官に抜擢し、ヨーロッパカンファレンスリーグを制覇。今夏はFWパウロ・ディバラやMFネマニャ・マティッチ、MFジョルジニオ・ワイナルドゥムといったタレントたちを獲得しており、さらなる飛躍の予感を感じさせている。

伊『Gazzetta dello Sport』によれば、アンチェロッティ監督は現状のローマや、チームを率いるモウリーニョ監督について語っており、セリエAのトップ争いについても冷静な見解を示している。

「ローマは大きく強化された。スクデットを争うとは言わないが、ハイレベルな補強を行ったのは確かだ」

「今のローマがスクデットを狙えると言ってしまえば、すでに充実しているこのチームに多大なプレッシャーをかけることになる。モウリーニョはECLを制するという技術的にも、心理的にも素晴らしい結果を出し、街に大きな熱気を取り戻させた。彼らがスクデットを争えると言ってしまうのは、ローマの情熱に唾を吐きかける行為のような気がする。彼らはトップを争うことができるチームであり、そこからが本番だ。ユーヴェ、インテル、ミランが今のところリードしている」

「モウリーニョとは常に良い関係を保ってきた。時々、話をしたり、メッセージを交換したりしている。お互いに褒め合っているよ。私たちは前に進み続ける老人なんだ」

指揮官としてローマを率いたことはないアンチェロッティ監督だが、このクラブに特別な思い入れがあることは間違いない。今季チャンピオンズリーグを戦うレアルと、ヨーロッパリーグを戦うローマが鉢合わせる可能性はほとんどないが、もし1年後にUEFAスーパーカップで両者がぶつかることになれば、アンチェロッティ監督にとってこれほど嬉しいことはないだろう。