磐田に2試合で10ゴールを奪った浦和

J1第25節でジュビロ磐田と敵地でのアウェイゲームに挑んだ浦和レッズ。攻撃陣が爆発し、6ゴールを奪って6-0と大勝した。今季のシーズン最多となる6得点を奪い、攻守に安定したチームが構築されている。

試合は開始5分に小泉佳穂のボール奪取からカウンターを仕掛け、最後はダヴィド・モーベルグが得意な形から先制点を決める。さらに13分にも相手のビルドアップのミスを突いた松尾佑介から小泉が決めて2-0。40分にはモーベルグの右足でのクロスがそのままゴールに吸い込まれて前半だけで3点のリードを広げ、試合を優位に進めた。

後半頭の劣勢を跳ね返した浦和は徐々に流れを戻していくと、攻撃の勢いを加速させる。63分には伊藤敦樹が3日前に行われたルヴァンカップ準々決勝の名古屋グランパス戦を彷彿とさせる右足ボレーで4点目を奪うと、66分にはこの日2得点2アシストと司令塔として大きな存在感を放った小泉が5点差とする。

そしてゴールラッシュを締めくくったのは、復活を期すエースの一撃だった。江坂任のスルーパスは相手に当たるものの、そのボールが上手くキャスパー・ユンカーへと流れる。GKとの1対1を制したユンカーが得点し、大量6得点を奪って勝利した。

昨夏加入したアレクサンダー・ショルツや酒井宏樹の加入によって守備陣が安定している浦和は、ここまで暫定ながらリーグで2番目に少ない失点数「24」を記録。失点が少ないながら決め切れず引き分けが続いていた前半戦だったが、攻撃陣のケガ人が増える中で、松尾佑介のFW起用なども奏功して得点力が増加。ゴール数も「36」と横浜F・マリノス(51得点)、セレッソ大阪(39得点)に次ぐ3番目に多い数字となっている。

ただ今節の大量点は磐田のミスやプレッシャーの甘さによる部分も多く、まだまだ浦和の完成形とは言えないだろう。特にこのメンバーにアレックス・シャルクやブランアン・リンセンといったストライカーたちや関根貴大といったアタッカーもそろっている。ケガで離脱するFW陣が万全な状態になれば、チームはより迫力を増す攻撃を展開する。浦和の完成形は彼らが復活した先にあるのだ。