日本代表No.1FWになれるか

スコットランド国内リーグ連覇を目指すセルティックにおいて、今季開幕前から話題を呼んできたのが日本代表FW古橋亨梧VSギオルゴス・ギアクマキスによるポジション争いだ。

両者を同時起用する手もあるのだが、今のところ開幕から3試合は古橋が先発、ギアクマキスはベンチスタートとなっている。両者ともにセンターフォワードの位置で結果を出しているだけに、2トップへ変更しない限り同時先発は難しいか。

古橋は指揮官アンジェ・ポステコグルーの期待に応えて早くも2ゴールをマークしているのだが、現地メディア『The Celtic way』は古橋がセルティックNo1.ストライカーである理由として前線での動き出しを挙げている。

古橋は5-0で大勝した先日のキルマーノック戦で前半7分に前田大然からの折り返しを沈めて先制ゴールを奪っているが、これも古橋らしいワンタッチゴールだった。前田にボールが出た段階で一気にギアを上げてゴール前へ走り込み、きっちりと相手DFのマークを外していた。同メディアはこの動きを「マスタークラス」と絶賛する。

「非常にシンプルなゴールに見えるが、印象的だったのはキョウゴの動き、特に彼がボックスに入る際の微妙なスピードの変化だ。これが大きな効果をもたらしている」

「キョウゴの素晴らしい動きは、彼が前線の主役であり続ける可能性が高い理由の1つだ」

同メディアはこう古橋の能力を称賛しており、今のところは古橋がセルティックNo.1FWだ。その動き出しもゴール前で待ち続けているわけではなく、時には中盤深くへ顔を出して味方と絡むプレイも見せている。ヴィッセル神戸時代もそうだったが、自らボールを持って仕掛けることもできるアタッカーだ。

あとはこの絶賛される古橋の動き出しを日本代表でどう活かすかだ。セルティック2年目を迎え、チームメイトは古橋の特長を頭に入れているはず。日本代表でも古橋とチームメイトの連携を深めていきたいところで、この動き出しと得点感覚を活かせないのはもったいない。

また、現在の森保ジャパンにおける『日本代表No.1FW』が誰なのかも気になるところ。古橋、長く代表を引っ張ってきた大迫勇也らが候補者となるだろうが、古橋もワールドカップで先発の座を確保するだけの力はあるはず。古橋のパフォーマンスを見る限り、ワールドカップ本番まで古橋はセルティックで得点数を順調に伸ばしていくだろう。その勢いをワールドカップへ繋げたいところだが、日本代表はチームとしてこの天才的な動き出しを活かせるか。