見るべきはゴールだけではない

プレミアリーグ再挑戦のスタートは上々だ。

ここまで開幕3試合で早くも3ゴールと結果を出しているのが、フラムFWアレクサンダル・ミトロビッチ(27)である。

ミトロビッチは昨季から世界的に話題を呼んできたセンターフォワードだ。昨季はイングランド2部でリーグ戦43ゴールと大暴れし、その得点力がプレミアリーグでも通用するのか注目されてきた。

プレッシャーはあったはずだが、ここまでミトロビッチは見事なスタートだ。開幕節ではリヴァプール相手に2点を奪い、第3節のブレントフォード戦では後半アディショナルタイムに決勝ゴールを記録。エースとしてこれ以上ない働きぶりだ。

何よりフラムの一員としてプレミアリーグに挑戦した2020−21シーズンは27試合の出場で3ゴール3アシストに留まった。今季は3試合で得点数が並んだことになり、ミトロビッチも一安心といったところだろう。2018−19シーズンにはプレミアリーグで11ゴールを挙げた実績があるため、今度はこの数字超えを狙いたい。

また、見るべきは得点数だけではない。フラムにとって189cmのサイズを誇るミトロビッチは貴重なターゲットマンであり、ここまで22回の空中戦勝利数を記録している。これはプレミア1位の数字で、1試合平均にすると7.3回の勝利数だ。高さ、パワーの面でも十分に通用している。

5大リーグ全体で見ても、ミトロビッチより多くの空中戦勝利数を記録しているのはブンデスリーガよりウニオン・ベルリン所属のアメリカ代表FWジョルダン・シエバチュ(24回)、フライブルク所属のオーストリア代表FWミヒャエル・グレゴリッチュ(27回)の2人のみ。

ミトロビッチはセルビア代表の一員でもあり、プレミアでの活躍を3か月後のワールドカップで活かすことが期待されている。セルビア代表にはユヴェントス所属のドゥシャン・ヴラホビッチが絶対的エースとして構えるが、ミトロビッチも今の調子なら頼れるターゲットマンとなりそうだ(データは『WhoScored』より)。