可能性は低くない

今季のCLグループステージ抽選会が26日にトルコで行われた。日本人選手が所属するフランクフルトとスポルティングCPはグループDで同組、セルティックはレアル・マドリードと同じグループFに振り分けられた。

英『The Athletic』が最も実力が互角でバランスが取れていると主張するよう、トッテナム、フランクフルト、スポルティングCP、マルセイユのグループDはどこが決勝トーナメントに進むか分からない。アントニオ・コンテが率いるスパーズが頭一つ抜けていると思えるが、フランクフルトは昨季のEL王者であり、スポルティングCPは昨季CL決勝ラウンドへ進んでいる。マルセイユは昨季パリ・サンジェルマンに続くリーグ・アン2位の強豪とどのチームも昨季は好成績を残している。

鎌田大地と長谷部誠が所属するフランクフルトは新戦力のフィットがカギになる。マリオ・ゲッツェとルカ・ペッレグリーニのことだ。ペッレグリーニはフィリップ・コスティッチが抜けた穴埋めとしてユヴェントスからローンで加わっており、さっそくブンデスリーガデビューを飾った。コスティッチのような推進力のあるドリブルは持っていないが、高精度のキックから存在感を示すことができ、ケルン戦ではまずまずの輝きを放っていた。

ゲッツェはPSVからやってきた元ドイツ代表MFだが、フランクフルトでは思うような活躍を見せられていない。鎌田大地がボランチに降りてゲッツェがシャドーに入っているが、現時点でのパフォーマンスであればより中盤の強度を厚くし、ゲッツェではなく鎌田をシャドーで起用するほうが攻撃力は上がる。ゲッツェのチームへのフィットは時間がかかっており、グループステージ第1節が始まる9月7日、もしくは8日に間に合わせることがカギになる。

守田英正のスポルティングCPは中盤の強度をどこまで上げられるかがポイントだ。ジョアン・パリーニャ、マテウス・ヌネスと昨季決勝トーナメント行きを支えた2人のボランチがプレミアリーグに羽ばたいており、今季は守田と若いマヌエル・ウガルテがその穴を埋めようと努力しているが、直近のポルト戦では0-3の大敗を喫してしまった。パフォーマンスが悪かったわけではないが、物足りない場面もあり、チームへの適応は急務だ。

古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、井手口陽介のセルティックはレアル・マドリード、ライプツィヒ、シャフタール・ドネツクと同組のグループFとなった。レアルの1強であり、次に来るライプツィヒは今季不調スタートということもあって2強とはならない。そのためセルティックにも十分にチャンスはあるだろう。古橋、前田と前線にはスピードスターがおり、ジョタというテクニシャンもいる。昨季スコットランドリーグのレンジャーズがELファイナルに進出したようにセルティックとレンジャーズのスコットランド2強は高いレベルを維持しており、ライプツィヒの不調を考えれば可能性はある。

計7人の日本人選手が参加することになる今季のCL。3クラブともに決勝トーナメント進出の可能性を秘めており、まずはグループステージ初戦に注目だ。