南野はここから評価を上げる必要がある

今夏の移籍市場で2人のサムライがリーグ・アンに降り立った南野拓実と伊東純也のことだ。南野はモナコへ1800万ユーロで、伊東は1000万ユーロでスタッド・ランスに移籍した。ストラスブールに川島永嗣が、昇格組のトゥールーズにオナイウ阿道が在籍しており、22-23シーズンのリーグ・アンでは4人の日本人選手がプレイすることになる。

しかし南野と伊東のリーグ・アンでのスタートは対照的だ。伊東は現在3試合連続スタメンですでに2ゴール。直近のアンジェ戦でもゴールを決め、4-2と今季チームに初白星をもたらした。しかも慣れない2トップ起用だが、問題なくチームに馴染んでいる。味方からの信頼を得ているのか伊東にボールが収まるシーンは多く、そうなれば個で打開できる伊東は違いを見せられる。アンジェ戦でも2つのキーパスを記録しており、ゴールだけじゃない活躍を見せた。データサイト『SofaScore』によると、伊東は8回のビッグチャンスを生み出しており、これはチームで断トツトップの数字だ。リーグ・アン全体で見ても18番目とまずまずな成績である。

直近のトロワ戦で初アシストを記録した南野だが、まだまだ苦しい。味方が退場してしまったことも関係しているが、前半でピッチを退いており、ベンチに下がってしまった。モナコの地元紙である『monaco-matin』では「南野にはまたがっかり」と期待外れのパフォーマンスに終わってしまったと酷評している。仏『L'Équipe』では「積極性とスプリントを繰り返すスタミナが欠けている」と指摘されており、献身性が売りだった守備も物足りなかったようだ。

リーグ・アンはまだ5節とシーズンは始まったばかりだが、南野と伊東の評価は天と地ほどの差がある。今後のクラブやワールドカップ・カタール大会を控える日本代表にも影響すると考えられ、両者が揃って称賛される日は来るのだろうか。