2006年は1年で48ゴールに関与

Jリーグではこれまで多くの助っ人外国人がプレイしてきたが、その中でもブラジル人ストライカーは強烈な選手が多かった。

J1での外国人最多得点記録を持っているのは、横浜F・マリノスや鹿島アントラーズなどで活躍したブラジル人FWマルキーニョスだ。その得点数は152得点で、鹿島では3度のJ1制覇に加えて得点王とMVPも獲得した。

他にも川崎フロンターレなどで活躍したジュニーニョ、アルビレックス新潟や浦和レッズで活躍したエジミウソン、川崎フロンターレや浦和で活躍したエメルソンもブラジル人選手で、Jの歴史に名を刻むストライカーだ。

そんな中、英『GIVE ME SPORT』が名前を挙げたのがワシントンだ。

東京ヴェルディ、浦和レッズでプレイしたワシントンは試合数の差があるため、Jでの得点数はマルキーニョスやジュニーニョ、エジミウソンより少ない。しかし、J1では通算85試合で64ゴールも挙げる驚異的なペースを披露している。

マルキーニョスは333試合で152ゴール、ジュニーニョは264試合で116ゴール、エジミウソンは207試合で96ゴールを記録しているが、得点ペースではワシントンの方が上だ。

ワシントンが同メディアより注目されたのは、2006年の1年間で『ブラジル人選手最多得点関与数』となる計48ゴールに関与したからだ。

これは世界のすべてのリーグでプレイするブラジル人選手を対象としたものとなっているため、リーグレベルによって差が出るのは事実だ。2015年からの3年間はバルセロナとパリ・サンジェルマンでプレイしたネイマールが1位となっているが、ワシントンのように5大リーグ以外でプレイしていた選手も名前が入ってきている。

浦和でプレイしていた2006年当時にワシントンが奪った得点は39ゴール、アシストは9。この数字が見事なのは確かだ。189cmのサイズを活かしたボールキープ、ゴール前での勝負強さはJ1のDFたちを大いに苦しめた。浦和を優勝へ導いた2006年はJリーグだけで26戦26ゴールを記録。活躍した期間は2年とそれほど長くないが、短期的なインパクトは強烈だった。

ちなみに、続く2007年の最多得点関与ブラジル人選手は東京ヴェルディでプレイしていたフッキだ。フッキの場合はJ2でのプレイだったが、この1年で37ゴールを奪っている。それもアシストがゼロとなっているのが特長的で、当時の若きフッキは完全なるゴールマシーンと化していた。

近年もJには多くの外国人助っ人がやってきており、中には世界的に有名なビッグネームもいる。しかし、ワシントンやマルキーニョスといった選手は全盛期に近い時期をJで過ごしている。それゆえの強烈なインパクトがあり、85試合で64ゴールも決めたワシントンもこのあたりが全盛期だったか。

浦和では快速のブラジル人FWエメルソンもJ1で100試合71ゴールの成績を残しており、こちらもワシントンに負けていない。タイプも異なるため比較は難しいが、どちらもJ1歴代最強ストライカー候補の1人なのは間違いない。