多くのポジションの補強に成功した

移籍市場閉幕直前、エリック・テン・ハーグ監督が追い続けてきたFWアントニー・マテウスをついにアヤックスから獲得したマンチェスター・ユナイテッド。今夏のマンUは1人を除いてテン・ハーグ監督の望んだ選手の獲得に動いていたようだ。

マンUはアントニー獲得のために移籍金9500万ユーロ(約133億円)、ボーナスを含めると最大1億ユーロ(約140億円)に達する大型契約を交わしたわけだが、他にもMFカゼミロやDFリサンドロ・マルティネス、DFタイレル・マラシアといった選手たちを獲得するためにかなりの移籍金を費やした。

他にもフリーでMFクリスティアン・エリクセンを獲得し、ローンでGKマルティン・ドゥブラフカもチームに迎え入れ、計6人の新加入選手がマンUに加わった。あとはアントニーやL・マルティネスと同様に、テン・ハーグ監督の教え子であるバルセロナのMFフレンキー・デ・ヨングを追い続けていたが、契約成立に至ることはないまま移籍市場閉幕となった。

英『Manchester Evening News』は、テン・ハーグ監督が過去のどのマンU監督よりも支持されていると指摘しており、クラブ側からほぼ完全にサポートされていたことを伝えている。テン・ハーグ監督はアントニー獲得失敗時の代役候補として、チェルシーのFWハキム・ツィエクを望んだが、これだけは幹部に拒否されたようだ。

さらに同メディアによれば、今回マンUは移籍金を要した4選手の獲得に、計2億2540万ポンド(約364億円)を費やしたと伝えており、ひと夏に2億ポンド(約323億円)の壁を突破したのは初とのこと。これまでのマンUは1回の移籍期間で完全移籍の選手に1億5000万ポンド(242億円)以上を費やしたことはなく、結果的に2014年の1億4950万ポンド(241億円)という記録を打ち破ることになったようだ。

移籍金は年を重ねるごとに高騰しており、決してマンUだけが大金を投じたわけではないが、これだけ要望を叶えてもらったからには、テン・ハーグ監督は結果を出さなければならないだろう。今回マンUのフロントが成し遂げた仕事は上出来と言え、あとは彼の手腕にかかっているはずだ。