アヤックスでは攻撃の中心に

近年はチャンピオンズリーグでも結果を残すなど、魅力的なフットボールを展開してきたアヤックス。その主役はすでに引き抜かれたDFマタイス・デ・リフト(ユヴェントス)、MFフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)といった若手たちで、アヤックスが輩出する若手タレントには世界のビッグクラブが注目してきた。

しかし、ベテランの奮闘も忘れてはならない。近年の快進撃を支えてきた選手の1人に、33歳のFWドゥシャン・タディッチの名前が挙げられる。

タディッチは2014年からの4年間をイングランドのサウサンプトンで過ごし、2018年夏にアヤックスへと移籍。サウサンプトンでの通算成績は162試合で24ゴールとなっており、アヤックス移籍当初はそれほど話題にならなかった。

ところが、アヤックスでは驚きのペースでゴールを量産。今月3日のカンビュール戦がアヤックスでの通算200試合目となったのだが、ここまでの成績は200戦92ゴール93アシストだ。得点数だけでなくアシスト数も見事で、タディッチはアヤックスで一気に評価を変えることになった。この進化を予想していた人はあまり多くなかっただろう。

アヤックス移籍初年度の2018-19シーズンはチャンピオンズリーグ4強入りにも大きく貢献し、現在はチームのキャプテンマークを巻いている。若い選手が次々と引き抜かれていく中、アヤックスはタディッチを中心に攻撃を展開している。

またタディッチはセルビア代表でもキャプテンマークを巻いており、今年のワールドカップ・カタール大会での活躍にも期待がかかる。アヤックス移籍から遅咲きの覚醒を果たしたレフティーアタッカーのストーリーはまだまだ続く。