上がらぬ調子に厳しい視線

リヴァプールの調子が上がらない。3日には永遠のライバルであるエヴァートンとのダービーマッチに臨んだが、最後まで崩し切れずスコアレスドローだった。VARによるオフサイド判定で相手のゴールが取り消されるシーンもあり、負けなかったことを喜ぶべきかもしれない。それほどリヴァプールは苦戦した。

ここまで6試合を消化して2勝3分1敗。この結果から英『Daily Mail』が不安視したのが、リヴァプールの30代プレイヤーたちだ。

31歳のDFフィルジル・ファン・ダイク、32歳のMFジョーダン・ヘンダーソン、30歳のFWモハメド・サラーとロベルト・フィルミーノ。彼らのピークが過ぎつつあるのではと心配しているのだ。

さすがにこの6試合だけで判断するには早すぎるが、ファン・ダイクは1-2で破れた第3節のマンチェスター・ユナイテッド戦にてFWジェイドン・サンチョの得点シーンで寄せが甘かったと批判を受けた。

ヘンダーソンはプレスの強度に疑問もあり、指揮官ユルゲン・クロップのフットボールは中盤での激しいプレスが欠かせない。年齢による強度低下が起きているならば心配だ。

最大の心配はエースのサラーだ。ここまで2ゴール2アシストの成績を残しているが、攻撃部分はやや物足りない。プレミアリーグにおける1試合平均シュート数は2019-20シーズンが3.9本、2020-21シーズンは3.4本、昨季は4本となっているが、今季は6試合で2.8本に留まる。

ドリブルも気がかりだ。今季はここまで1試合平均回数は4.3回、合計すると26回のドリブルを仕掛けているが、成功したのは9回のみ。失敗が17回と目立っており、これもシュート数が思うように増えない原因の1つかもしれない。昨季までなら剥がせていたところを相手に対策されているとも考えられる。

右サイドバックのトレント・アレクサンダー・アーノルドとの連携を疑問視する声もあり、やはりリヴァプールはエースのサラーが気持ちよくシュートを打てる攻撃環境を整えるべきだろう。アーノルドの攻め上がりも魅力ではあるが、サラーに影響を与えている場合は問題だ。

最近の選手に年齢は関係ないが、それでも30代に入った選手はパフォーマンスが落ちれば年齢に原因があるのではと指摘されてしまうものだ。クロップ体制を長く引っ張ってきたメンバーが30代を迎えつつあり、全盛期を過ぎた者が出てきても不思議はない。今季は想像以上に厳しいシーズンとなるかもしれない。