好調アーセナル撃破の立役者となった

今節のアーセナル戦で4連勝を飾ったマンチェスター・ユナイテッド。先日加入したばかりのブラジル代表FWアントニー・マテウスは、この試合でいきなりデビュー戦ゴールを決め、最高の滑り出しを見せている。

過去2シーズンに渡ってアヤックスでプレイしていたアントニーは、そこで現マンU指揮官のエリック・テン・ハーグ監督と共闘。今季からマンUを率いることになった監督はこの教え子の獲得を熱望し、9500万ユーロ(約132億円)+ボーナス500万ユーロ(約7億円)という大金を要して彼をスカッドに加えることに成功した。

前節のレスター・シティ戦には間に合わなかったものの、今節のアーセナル戦ではメンバーに登録され、右ウイングで先発出場を果たしたアントニー。開幕戦から重用されているDFリサンドロ・マルティネスと同様に、テン・ハーグ監督の戦い方を知っていることがスタメン抜擢に繋がったと考えられる。

試合が始まると、アントニーは序盤から持ち前のキープ力やテクニックの高さを見せつける。右サイド高い位置でDFディオゴ・ダロトからの縦パスを受けたシーンでは、相手DF2人に囲まれながらボールをキープし、フォローにやってきたダロトへヒールでバックパス。彼のクロスからMFクリスティアン・エリクセンのボレーシュートに繋がっている。

そして、デビュー戦ゴールの瞬間は35分に訪れる。エリクセンからの縦パスをMFブルーノ・フェルナンデスがライン間で受けると、そこからFWジェイドン・サンチョ、FWマーカス・ラッシュフォードへと繋がり、アントニーは右サイドでフリーに。ラッシュフォードからのラストパスをボックス内で受けるとダイレクトでファーに流し込み、マンUに先制点をもたらした。

アヤックスでのフローニンヘン戦以来、約3週間ぶりのプレイとなったこともあってか、58分でピッチを退いたアントニー。前線のボールの預け所として機能していた印象で、相手の攻撃時には守備に奔走するなど高い献身性も垣間見せた。

これまではラッシュフォード、サンチョ、FWアントニー・エランガなどが務めていたウイングだが、この試合ではアントニーが序列トップに躍り出る可能性も十分に示された。チームメイトとの連携やコンディションを高めていけば、より良いパフォーマンスを発揮できるようになるはずで、高額な移籍金に見合うだけの価値もいずれ証明してくれるだろう。