今季初ゴールが遠い

開幕2連敗から立ち直り、第6節では好調アーセナルの連勝記録を止めたマンチェスター・ユナイテッド。チーム全体が上昇気流に乗っているが、昨季のチーム得点王FWクリスティアーノ・ロナウドは未だにノーゴールとなっている。

2021年夏にユヴェントスからマンUへと復帰したロナウド。久々にプレミアリーグでプレイすることとなったが、最終的にリーグ戦18ゴールを奪う活躍を見せ、得点ランキングでも23ゴールのFWモハメド・サラー、FWソン・フンミンに次ぐ3位につけた。

しかし今季のロナウドは、ここまでリーグ戦先発出場が1試合に留まっており、ゴールやアシストもまだ記録できていない。家庭の事情によりプレシーズンツアーに参加できなかったこと、その影響でコンディションが上がりきっていないことが響いており、ここまでは後半途中からの出場がメインとなっている。

今節のアーセナル戦でもロナウドはベンチスタートとなり、エリック・テン・ハーグ監督はFWマーカス・ラッシュフォードを1トップに起用。マンUは新加入FWアントニー・マテウスのデビュー戦ゴールによって前半から先制に成功し、1点をリードしたまま前半を終えた。

ロナウドに出番が訪れたのは58分。ゴールを決めたアントニーに代わってピッチに立つと、1トップを担当。ラッシュフォードはアントニーのいた右WGへとポジションを移した。

その直後、マンUはDFラファエル・ヴァランのパスミスからアーセナルに同点ゴールを許してしまうものの、ロナウドの前線からのプレスが効き、再びリードを得ることになる。

66分、ロナウドが中盤でボールを持ったMFアルバート・サンビ・ロコンガを追い回すと、彼のパスミスを誘発。DFディオゴ・ダロト、MFクリスティアン・エリクセン、MFブルーノ・フェルナンデスと繋がり、DFラインの裏へ抜けたラッシュフォードへスルーパスが通る。見事なロングカウンターから勝ち越しゴールが決まった。

その後もロナウドは前線からのプレスを継続し、GKアーロン・ラムズデールのパスミスからチャンスを作るシーンも見られた。そして75分にはロナウドのポストプレイが起点となり、ラッシュフォードのダメ押しゴールが生まれている。

随所で見せる流石のプレイや献身的な守備からコンディションの良さも窺わせたが、結局ゴールは決めることができなかったロナウド。ゴールが奪えそうな良いポジションにも多々入っていたのだが、そういった場面で彼にパスが通ることはなく、悔しがるシーンも何度か見られた。

すでに37歳と大ベテランの領域に入っているロナウドだが、まだまだ戦う姿勢は崩していない。今夏はマンU退団も囁かれていたが、残留が決まったからには自らのゴールでチームに勝利をもたらしたいと考えているはずだ。

ゴール以外の部分では良い動きを見せているだけに、どんな形であれまずは今季初得点を記録したいところ。勢いに乗ってしまえば1トップの定位置を奪い返すことも可能だろう。