途中出場から好プレイを披露

マンチェスター・ユナイテッドに3-1の敗戦を喫し、開幕からの連勝記録が5で止まってしまったアーセナル。ミケル・アルテタ監督は流れを変えるために3人同時交代なども行ったが、ゴールに結びつくことはなかった。

DFオレクサンドル・ジンチェンコは復帰したものの、MFトーマス・パルティやMFモハメド・エルネニーといった中盤の選手は引き続きメンバー外となったこの一戦。前節アストン・ヴィラ戦と同様に、MFグラニト・ジャカの相棒はMFアルベール・サンビ・ロコンガが務めることとなった。

試合は前半から、マンUの新加入FWアントニー・マテウスに先制ゴールを許す苦しい展開となったものの、60分にはFWブカヨ・サカのゴールで同点に追いついたアーセナル。しかし、その6分後にはマンUに勝ち越し点を奪われてしまい、再度追いかける形となった。

74分にアルテタ監督が決断を下し、FWエディ・エンケティア、MFエミール・スミス・ロウ、MFファビオ・ビエイラを投入。システムも[4-2-3-1]から[3-1-4-2]のような布陣となった。

しかし不運なことに、この交代を行った直後にアーセナルはダメ押しの3点目をFWマーカス・ラッシュフォードに決められてしまう。そこからスコアは動かないまま、試合終了のホイッスルがピッチ上に響き渡った。

試合には負けてしまったが、ビエイラのアーセナルデビューという収穫もあった。彼は今夏にポルトから移籍してきたプレイメイカーだが、ここまでは負傷の影響でピッチに立つことができておらず、アーセナルでどのようなプレイを見せるのかはまだ未知数だった。

ビハインドのマンU戦という難しい状況でいきなり実戦投入されたビエイラだが、攻守において存在感を発揮。特に攻撃面ではシュートやクロスなどから得点の匂いも感じさせ、今後に期待の持てるパフォーマンスを見せた。

しかし、ビエイラのアーセナルデビューをマンU戦以前に済ませておくことはできなかったのか。実際、第3節ボーンマス戦からベンチ入りは果たしており、理論上は直近3試合で起用することが可能だった。

ボーンマス戦は怪我から復帰した直後の試合であり、続くフラム戦、アストン・ヴィラ戦は逆転や勝ち越しを狙わなければならない難しい試合展開となったため、ビエイラを試している余裕がなかったのかもしれない。ただ、もしこのどこかで彼を起用できていれば、より効果的な使い方を考えることもできたはず。

過ぎてしまったからには、このマンU戦がビエイラをようやく試すことができた良い機会だったと捉えるしかない。今後は彼の能力を、アーセナルの勝利に結びつけていきたいところだ。