1年で大きくイメージが変わった

開幕から3勝1分と好調を維持しているバルセロナ。直近のリーグ戦3試合ではどれも複数得点しており、4試合で11ゴールを奪っている。

その中で輝きを放つのがウスマン・デンベレだ。4試合で1ゴール2アシストと数字を残しており、勝利に貢献している。指揮官であるシャビ・エルナンデスからの信頼も厚く、頼れるエースとしてチームに君臨している。

このデンベレが復調を見せたのはシャビが就任してからだ。それまでのデンベレは怪我でまともにピッチに立つことができず、ピッチ外での良くない行動もあって評価が下がっていた。ボルシア・ドルトムントからバルセロナに加わった際に発生した1億500万ユーロの高額な移籍金も影響しており、批判が集まっていた。

しかしシャビが来ると、今までの負傷が嘘だったかのように稼働し始め、昨季はリーグ戦21試合で1ゴール13アシストを記録。攻撃面では頼れる絶対的な存在となり、昨季のリーグ2位フィニッシュに貢献している。今も負傷せずピッチに立ち、ロベルト・レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、アンス・ファティらと共に前線でトリオを形成している。

「シャビとの関係は特別だ。ずっと一緒にいたいんだ」

西『SPORT』ではデンベレへのインタビューを実施しており、好調を維持している昨季から現在までのことを中心に話している。そこではデンベレがシャビを尊敬していると取れる発言が多く、結ばれた新契約についても「シャビが(契約を)継続するカギだった」と語っている。

「ピッチ外での努力がなければ、必ず怪我をする。以前、20歳の時にここ(バルセロナ)に来た時もそうでした。(怪我の)予防にあまり力を入れていなかったので怪我が多かった。努力しなければサッカーを楽しめないし、怪我をしてプレイできなくなる。今、私は強くなった」

西『MUNDO DEPORTIVO』でも同様のインタビューを行い、ここでは近年問題視されていた怪我について深堀している。現在は怪我を予防するトレーニングを行っているようで、明らかに成果が出ている。本人も強くなったと語っており、考えが変わったようだ。

昨季の前半戦は不良債権のように扱われていた同選手だが、今ではチームの中心選手として期待されている。そうなったのもシャビの到着、そしてプロとして心を入れ替えたことが大きく、今後もスタープレイヤーとして飛躍するのは間違いなさそうだ。