バイリーはひとまずマンUを離れることになった

今夏にマンチェスター・ユナイテッドからオリンピック・マルセイユへとローンで移籍したDFエリック・バイリー。優れた身体能力を持つも負傷の多さなどもあって主力の座を掴みきれなかった彼だが、選手起用の面でフェアでないと感じる部分もあったようだ。

2016年夏にビジャレアルからやってきたバイリーは、6シーズンに渡ってマンUでプレイ。初年度こそリーグ戦25試合に出場したものの、それ以降リーグ戦15試合以上に出場したシーズンはなく、昨季に至ってはわずか4試合の出場に留まっていた。

英『The Athletic』によれば、バイリーは今季からマンUの指揮官に就任したエリック・テン・ハーグ監督が、外国人選手の扱いを変えてくれることに期待しているという。彼はマンUが他クラブ以上にイギリス人を優遇していると感じていたようだ。

「クラブはイギリス人選手を優遇することを避け、全員にチャンスを与えるべきだ」

「クラブは一部の選手だけに目を向けるのではなく、ロッカールームでの競争を促すべきだ。僕はいつもイングランド代表選手が優遇されるような気がしていた」

「チェルシーや他のプレミアリーグのビッグクラブではそういったことはない。何人かの選手は自分が先発するのが当たり前だと思っていて、それがチームを弱体化させている。幸いにも、テン・ハーグ監督は個性的なキャラクターの持ち主だから、彼がその流れを変えてくれることを願っている」

バイリーが期待を寄せるテン・ハーグ監督は、ここまでFWマーカス・ラッシュフォードやFWジェイドン・サンチョといったイングランド代表選手を重用している一方、DFハリー・マグワイアやDFルーク・ショーといった選手をここ数試合スタメンから外しており、純粋な実力や調子の良し悪しで選手を選んでいる印象がある。

プレミアリーグやUEFAが自国選手や生え抜きの存在を重視し、ホームグロウンという制度を定めている以上、それに当てはまる選手を活躍・成長させたいと考えるのは当然と言えば当然。そうでなくとも、自国のクラブで自国の選手が活躍してほしいという気持ちがあるのはごく自然なことだ。

それでもやはり強いクラブは、そういった選手とそうでない選手の両方を上手く融合させ、戦力として上手く機能させている。バイリーが重用されなかった理由はこれだけではないはずだが、彼の言い分も一理あるだろう。