守備強化で総合力は昨季を超えるか

ブンデスリーガ開幕5試合を戦って8ゴール4失点。やや地味な得失点ではあるものの、ドルトムントは4勝1敗で2位につけている。今夏に点取り屋のFWアーリング・ハーランドを失ったことを考えれば、まずまずのスタートと言えよう。

アヤックスから獲得したFWセバスティアン・ハラーが離脱してしまったこともあり、今のドルトムントにブンデスリーガ得点王を狙えるほどのストライカーは見当たらない。しかし独『Sport Blld』によれば、クラブのセバスティアン・ケールSDは今季開幕から複数の選手が得点を挙げている点を前向きに捉えているという。今季のドルトムントはここまで全コンペティション合わせて10選手もネットを揺らしているのだ。

その10人とはFWマルコ・ロイス(3ゴール)、MFジュード・ベリンガム(2ゴール)、DFラファエル・ゲレイロ(2ゴール)、MFユリアン・ブラント、マリウス・ヴォルフ、FWユスファ・ムココ、アントニー・モデスト、ドニエル・マレン、カリム・アデイェミ、ジェイミー・バイノー・ギッテンスが1ゴールずつだ。

このうちモデストとアデイェミは今夏の新戦力で、早い段階で1点生まれたのは大きい。ムココとギッテンスは今後が楽しみなティーンエイジャーで、2年目を迎えたマレンを含め若い力の躍動にも期待がかかる。

ハーランドのような絶対的点取り屋に頼るのではなく、チーム全体でゴールに絡めているのはポジティブな現象と捉えていいだろう。加えて今夏に獲得したDFニコ・シュロッターベックもさすがの守備力を発揮しており、バイエルンからフリーで迎えたDFニクラス・ズーレも怪我から戻ってきた。トータル的に見れば今夏の市場での動きはバランスの取れたものだったと言える。

王者バイエルンが2つ引き分けたこともあり、現時点ではドルトムントの方が1ポイントだけ勝ち点で上回っている。もちろん勝負はこれからだが、渋く勝てるチームになりつつあるドルトムントはバイエルンにどこまでついていけるだろうか。ここまでの結果は上々と言えるはずだ。