ソシエダ戦までカゼミロのスタメン出場はなかった

ヨーロッパリーグのレアル・ソシエダ戦ではスタメンから外れたものの、第3節リヴァプール戦から4試合連続で先発出場していたマンチェスター・ユナイテッドのMFスコット・マクトミネイ。ブライトンとの開幕戦で見せたパフォーマンスには風当たりも強かったが、チームが勝ちはじめてからその声も少なくなってきている。

MFフレッジがアンカーに入ったブライトン戦では、MFブルーノ・フェルナンデスと並ぶインサイドハーフとして起用されたマクトミネイ。前半のうちに2点を失うと後半途中からはフレッジに代わってMFクリスティアン・エリクセンがアンカーに入ったが、追撃はオウンゴールによる1点のみに終わった。

ここでの低調なパフォーマンスもあってか、次節のブレントフォード戦ではスタメンから外されてしまう。しかし、マクトミネイなしで戦ったこの試合の前半は4点を失う非常事態に。

後半からはフレッジに代わってマクトミネイが投入され、エリクセンとボランチでコンビを組んだ。これ以上の失点を防ぐことに成功すると、続くリヴァプール戦からはこの形が定着し、得点7、失点2でチームは4連勝を飾っている。

MFカゼミロがチームに加わってからも、ELソシエダ戦までこのマクトミネイ・エリクセンコンビが崩れることはなかった。英『The Athletic』は、現状マクトミネイが先発にふさわしい理由として、エリクセンの存在やテン・ハーグ監督のサッカーをより深く理解していることを理由にあげている。

マクトミネイが相手へのタックルや動きの妨害、ボールの回収などを行っている間、エリクセンがビルドアップを請け負い、ファイナルサードへのパスを通してくれるために、マクトミネイがパサーとして振る舞う必要性が減っていると指摘。以前よりプレイへの責任が減り、エネルギッシュな中盤の仕事人として機能していると評価している。

さらに、マクトミネイがカゼミロよりテン・ハーグ監督の求める“オートマティズム”をより深く理解していると同メディアは追究。この “オートマティズム”は要するにチームとしての “連動”の部分であり、マクトミネイがプレシーズンからこれを反復し、精度を高めていることがスタメン起用の理由だと推測している。

これまでの実績を踏まえれば、カゼミロがすぐにスタメンに定着しそうな感もあったが、マクトミネイがこれに食らいついているのは朗報だろう。そして193cmの長身も立派なアドバンテージであり、カゼミロがテン・ハーグ流に適応したとしてもそれほど出番を減らすことはなさそうだ。