開幕から無敗のスタート

今夏にFWロレンツォ・インシーニェ、ドリース・メルテンス、DFカリドゥ・クリバリといった主力プレイヤーを失ったナポリには弱体化の懸念があったのだが、予想に反して見事なロケットスタートを切っている。

先日はチャンピオンズリーグ・グループステージでリヴァプールを4−1のスコアで撃破したが、すでに今季は4点以上奪ったゲームが3つもある。開幕節のヴェローナ戦(5−2)、続くモンツァ戦(4−0)、そしてリヴァプール戦だ。ヴェローナとモンツァは格下ではあるが、序盤からゴールラッシュで自信を掴んだはずだ。

やはり新戦力のヒットが大きい。センターバックでは韓国代表DFキム・ミンジェ、インシーニェの後釜ではジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアが早々にブレイクしており、2人がこれほど早くフィットするとは予想外だった。これは指揮官ルチアーノ・スパレッティにとって嬉しい誤算だったはずだ。

さらに前線にはジョバンニ・シメオネ、ジャコモ・ラスパドーリも加えており、ラスパドーリは今節のスペツィア戦で決勝ゴールを記録。エースはヴィクター・オシムヘンだが、オシムヘンが欠場しても穴を埋められるだけの選手層がある。

中盤にはトッテナムで苦戦していたMFタンギー・エンドンベレを迎えており、今夏の補強は的確だった。ここまでリーグ戦は4勝2分0敗と見事なスタートで、次節は勝ち点14で並ぶミランとの直接対決だ。スクデットのライバルを叩けるだろうか。

思えばナポリは昨季も開幕から8連勝を達成し、スクデットレースをリードする存在だった。しかし昨季は後半戦にペースが落ちてしまい、最終的には3位フィニッシュだった。今夏に加わった新戦力たちは息切れすることなく終盤まで駆け抜けられるのか。スパレッティも現状に手応えは感じているはずで、インシーニェらを失いながらもナポリは昨季以上に期待できるチームに仕上がっている。