初のプレミアで苦戦中のヌニェス

近年残した好成績とは打って変って今季のリヴァプールはイマイチ調子が上がらない。リーグ戦では2勝3分1敗の7位と微妙な順位であり、首位アーセナルとは既に6ポイント離れている。けが人の続出やチーム全体での疲弊とこうなってしまった要因はいくつか考えられるが、その一つに新加入FWダルウィン・ヌニェスの不調がある。

昨季ベンフィカで34ゴール4アシストと素晴らしい数字を残したヌニェス。その活躍もあってリヴァプールが総額1億ユーロの高額な移籍金を支払い、獲得を決めた。

そんなヌニェスへの期待は大きかった。移籍金の高額さ、昨季の活躍ぶりは印象的であり、プレミアのライバルであるマンチェスター・シティのアーリング・ハーランドと比較されるほどだ。またモハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノと共にフロントスリーを形成したサディオ・マネの退団、ディオゴ・ジョタの負傷もあって22-23シーズンの序盤戦は攻撃陣の層が薄くなり、ヌニェスがその穴を埋めると思われていた。

だが始まってみると、思うようにチームにフィットできず、クリスタル・パレス戦では頭突きで一発退場。薄かった選手層がさらに薄くなり、ヌニェスはリーグ戦3試合を欠場することに。

ピーターバラ・ユナイテッドの会長であるダラー・マカンソニー氏はリヴァプールがヌニェスではなく、ブレントフォードのイヴァン・トニーを獲得するべきだったと英『Daily Mail』で語っている。マカンソニー氏はリヴァプールファンであり、トニー獲得を望んでいたようだ。

ヌニェスとトニー、2人のストライカーで違いがあるとすれば、攻撃への関り方だろう。決定力は両者ともに高いが、少し降りてのポストプレイなど9番としての動き方はトニーが優れている。シュートだけでなく、パスセンスもあり、イングランド代表ではハリー・ケインの控えにトニーを招集しろとの声も聞こえてくる。

トーマス・フランク監督のもとで成長を続けるトニー。ビッグクラブでプレイした経験はないストライカーだが、今後はステップアップすることになるのだろうか。