さらなる成長を遂げたいチャロバー

昨季ついにチェルシーでのトップチームデビューを果たした23歳のDFトレヴォ・チャロバー。今夏は即レギュラー級のディフェンダーがチームに3人加わったが、それでも彼はチェルシーに残留したことを前向きに捉えているようだ。
 
チェルシーの下部組織で育ち、これまでにイプスウィッチ・タウン、ハダースフィールド・タウン、ロリアンへのローン移籍を経験してきたチャロバー。昨季はチェルシーでリーグ戦20試合の出場を果たし、UEFAスーパーカップ制覇などにも貢献した。
 
そこへ来て、今夏はDFアントニオ・リュディガーやDFアンドレアス・クリステンセンの退団などがあり、チャロバーにも出場機会増加のチャンスがあるかに思われた。しかし、当然クラブは彼らの抜けた穴を埋めにかかり、DFカリドゥ・クリバリやDFウェズレイ・フォファナ、DFマルク・ククレジャといった大物DFをチームに迎え入れた。
 
この補強により、チャロバーの出場機会はむしろ昨季より減ることも考えられた。英『Football London』によれば、チャロバー本人もある段階でチェルシーから離れることを検討していたようで、実際にRBライプツィヒを始めとする、多くのクラブから関心が集まっていた。
 
しかし、彼はチェルシーでポジション争いに挑むことを決意。同メディアによれば、チャロバーは英『talk SPORT』のインタビューで、このような前向きなコメントを残している。
 
「我々(チェルシー)は選手層に厚みを持たせ、ベストな選手がクラブのためにプレイすることを望んでいる。それが僕らのやってきたことだ」
 
「今季のような長いシーズンを戦い抜くためには、最高の選手たちが必要だ。そういった経験豊富な選手たちから学ぶことができるのは良いことだよ。彼らがチームの中に混ざっているのは素晴らしいことだ」
 
「彼(クリバリ)は、僕がいつも見てきた同じポジションの選手だ。若い頃は彼とチアゴ(・シウバ)の守備がまとめられたものを、YouTubeでよく見ていたよ」
 
「クリバリは偉大な選手だ。僕の兄のナサニエル(・チャロバー)はナポリにローン移籍していた時、彼と一緒にプレイしていたんだ。兄は彼のことをよく知っているから、そんな選手がチームに加わるのは素晴らしいことだよ」
 
「チャンスが来るときは来ると思っている。常に競争があるこのようなクラブでプレイするのは簡単なことではないから、いつだって忍耐強くありたい」
 
「毎日毎日、最高の選手たちと一緒に練習できるし、それは僕にとっても他の選手にとっても良いことだ。外からの雑音に気をとられることなく、自分が今やっていること、今季成し遂げたいことに集中しようと思っている。チームの一員として、より多くの試合に出場するためにね」
 
トーマス・トゥヘル監督に代わって新たにチェルシーを指揮することになったグレアム・ポッター監督は、ブライトン時代にククレジャをプレミアリーグ1年目から活躍させるなど、若手選手の育成にも定評がある。これを機会にポジション争いも一から見直しとなるはずで、チャロバーのチェルシー残留という選択は“正解”ということになるかもしれない。