クラブOBはその得点力を高く評価する

今月6日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節、セルティックは独特な雰囲気を放つ本拠地セルティック・パークに昨季王者レアル・マドリードを迎えた。

結果は0-3の敗北だったが、セルティックは10本のシュートを放つなど王者に喰らいついてみせた。前半をスコアレスで折り返すなど、欧州王者とも十分に戦えると手応えを掴んだサポーターも多かったのではないか。

ただ、惜しかったのがエース・古橋亨梧の状態だ。古橋はその4日前に行われたレンジャーズとの大一番で肩を痛めてしまい、このレアル戦も途中出場だった。状態も100%には程遠く、チームNo.1フィニッシャーの古橋が万全ならばレアル相手に1点はもぎ取れたかもしれない。

14日には第2節でシャフタール・ドネツクの本拠地へ乗り込むが、セルティックOBのトム・ボイド氏はレアル戦でもチャンスはあったと次なる戦いに期待している。セルティックのレベルが上がっていると感じているのだ。

「レアルとの試合からポジティブなものを得られたのは確かだ。違う日のゲームだったら、レアルよりも前にゴールを決められたかもしれない。それは結果を変えることに繋がったかは分からないが、チャンスにはなっただろう。何年も前にバルセロナを撃破した時より、欧州王者に対して攻撃的な意味で良いプレイをしたと思う。選手たちは良いパフォーマンスを見せてくれたし、最終スコアの割には良い感覚があった。ただ、チャンスに対しては決定的でなければならない」

「キョウゴがNo.1の選択肢であり、レアルに対して彼がフィットしていれば先発しただろう。キョウゴの方がキレているが、ギアクマキスもゴールスコアラーだ。これは指揮官にとって贅沢な悩みだね。あとは周囲の選手次第だ。チャンスがあれば彼らは決めるよ。毎試合ゴールを決められるわけではないし、欧州王者の守備陣が相手となればもっと難しい。でも、彼らはセルティックのためにゴールを決めてくれるよ」(英『Glasgow Times』より)。

レアルの他にセルティックはシャフタール、ライプツィヒと同居している。どちらも強敵ではあるが、ライプツィヒも監督交代が起こるなど不安定なところもある。セルティックにも勝ち点を得るチャンスはあるはず。

セルティックは2006−07シーズンにもチャンピオンズリーグ決勝トーナメントへ進んでいるが、当時は中村俊輔のゴールがセルティックを上の舞台へ導くことになった。あれから15年の時が経ち、今度は古橋のゴールが必要だ。中村に続いてセルティックのレジェンドとなれるのか。日本のファンもセルティックのファンも古橋のゴールを待っている。