美しいパフォーマンスでチームを引っ張る

28歳を迎えているFWパウロ・ディバラに高額なサラリーを支払うのはリスクが大きいのではないか。昨季の段階からユヴェントス退団が騒がれていたディバラに関して、賛否両論様々な意見があった。やや一貫性に欠けるところや年齢を気にする声もあり、今夏の市場でも大人気だったわけではない。

最終的に獲得へ手を挙げたのは同じセリエAのローマだったわけだが、この判断は正解だったのではないか。ディバラは開幕から攻撃の柱となっており、ローマの新たな王子様と言っていい働きぶりだ。

ここまでリーグ戦得点数はチームトップの3ゴール、アシスト数もチームトップタイの2アシストを記録しており、ローマの攻撃の多くがディバラを経由している。元より得点源と呼べる選手が最前線のタミー・エイブラハムくらいしかいなかったこともあり、ディバラのヒットは大きな意味を持つ。

リーグ戦にてここまでドリブル成功数8回はチーム2位、チャンスメイク数19回はチームトップ、シュート数もチームトップの20本を放っており、12日のエンポリ戦では美しいコントロールショットで先制点を奪ってみせた。ニコロ・ザニオーロが負傷離脱していたこともあり、ディバラがいなければエンポリ戦でも勝ち点を落としていたかもしれない。

やや守備が不安定なのは気にかかるが、ジョゼ・モウリーニョ率いるローマはディバラの活躍もあって4勝1分1敗の5位につけている。首位ナポリとは1ポイントしか離れていないため、まずまずのスタートだ。

ディバラはこの活躍を継続できるのか。ローマで見せる得点力やドリブルの精度に改めて驚かされた人も多いはずで、開幕6試合でディバラへの疑問の視線は消え去った(データは『WhoScored』より)。