若さとクオリティがある

日本サッカー協会は9月下旬に予定されている欧州遠征に臨むU-21日本代表を発表した。2024年に予定されているパリ五輪のメンバーが主力となっており、大岩剛監督がチームを率いる。22日にスイス代表、26日にイタリア代表との対戦が決まっており、欧州の強豪とぶつかることになる。

少し遠い先の話になるが、東京五輪のメンバーが現在のフル代表に名を連ねているように、パリ五輪のメンバーが同じようにフル代表にステップアップすることを期待したい。それを実現できるクオリティを持った選手は揃っており、今後のサムライブルーを担うのは彼らだ。

海外組ではスパルタ・ロッテルダムの斉藤光毅が存在感を放っているが、国内組にも実力者は多く、横浜F・マリノスのMF藤田譲瑠チマは今後確実に評価を高める人材である。

東京ヴェルディでキャリアをスタートさせ、徳島ヴォルティスを経てF・マリノスにやってきた藤田。序盤3試合はベンチからのスタートとなったが、先発のチャンスを掴むとそれを生かし、今季はリーグ戦23試合に出場している。チームはJリーグで首位を走っており、その中心に藤田がいる。

ポジションは中盤でアンカーやダブルボランチ、インサイドハーフと使い勝手がいい。魅力は狭いエリアでも失わないキープ力と精度の高い縦パスだ。ボールを落ち着かせながら攻撃を進めることができ、相手の隙を見つければ攻撃を加速させる。守備強度が高く、これで20歳というのが恐ろしい。

この世代は中盤の逸材が揃っており、清水エスパルスの松岡大起、京都サンガF.C.の川﨑颯太、コルトレイクの田中聡と実力者が並ぶ。藤田は彼らに劣らない技術の高さを持っており、U-21日本代表でもチームをけん引する姿を見せるだろう。