リーグ・アンの環境は思ったより激しい

ワールドカップを控えている中、森保ジャパンの常連メンバーとされる選手たちは今夏に思い切った移籍へ動いた。フライブルクへ向かったMF堂安律、レアル・ソシエダにMF久保建英、スタッド・ランスにFW伊東純也など、特に前線プレイヤーの移籍が目立つ。

より上のレベルでプレイすべくステップアップを果たした者、出番を求めて移籍した者など理由は様々だが、全員が快調な滑り出しを切ったわけではない。

気になるのは森保ジャパンでも不動の1人であるFW南野拓実だ。今夏に出番を求めてリヴァプールからフランスのモナコへと移籍したが、リーグ・アンの環境は思った以上に激しい。プレミアリーグとはまた違った荒いフィジカルバトルがあり、展開も極めて速い。南野も少し慣れるまで時間がかかるかもしれない。

ここまで南野はヨーロッパリーグも含めてシュートが3本しかなく、枠に飛んだのは1本のみ。スイス代表FWブリール・エンボロとともに今夏期待の戦力として加入した南野だが、立ち上がりは厳しい結果となった。15日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第2節のフィレンツバローシュ戦ではビハインドの展開にも関わらず南野に声がからず、ベンチに座ったままゲームを終えている。

2列目ではMFアレクサンダル・ゴロビン、クレピン・ディアッタらがおり、最前線にはエンボロにウィサム・ベン・イェデル、マイロン・ボアドゥ、負傷離脱しているFWケビン・フォラントなど前線にタレントは揃っている。結果は出ていないが、リーグ・アンの中ではパリ・サンジェルマンに次ぐ攻撃陣なんて評価もある。南野もどこかで挽回しなければ、この争いに敗れて出番を失ってしまう恐れがある。

データサイト『WhoScored』のリーグ戦平均採点では、南野の採点は6.11点となっている。これは100分以上プレイしているチームメイトの中ではワースト1位の評価点となってしまっている。

南野は森保ジャパン発足後から代表を支えてきた存在で、ワールドカップでも主軸になってほしい選手の1人だ。クラブでの好調をワールドカップへ繋げてもらうのが理想のシナリオとなるが、モナコで定位置を奪取できるだろうか。ここまでは苦しい立ち上がりとなっている。