たった1つのゴールで評価が変わる

FWとは89分間消えていても、1分で決定的な仕事をすれば称賛されるポジションでもある。

14日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節のドルトムント戦で終盤に逆転弾を決めたマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドはまさにそうで、ハーランドは試合を通して26回しかボールに触れていない。試合を通してドルトムントの守備に苦しめられていたが、ハーランドは84分にアクロバティックなゴールを記録。これで世界中を納得させてしまった。

ただ、同じ日に批判を浴びてしまったストライカーもいる。ユヴェントスFWドゥシャン・ヴラホビッチだ。

ユヴェントスは同日にチャンピオンズリーグでベンフィカと対戦し、1-2で敗れてしまった。実はこのゲームでヴラホビッチもハーランドと同じ26回しかボールに触れていないのだ。こちらは最後まで得点を奪えず、チームが敗れたこともあって厳しい視線が向けられている。

ヴラホビッチの場合はチームにも問題はあるだろう。ここまでリーグ戦で4ゴールは記録しているが、そのうち3つはフリーキックとPKによるものだ。伊『Gazzetta dello Sport』はボーナス含め8000万ユーロもかけて獲得したヴラホビッチをチームとして活かせていないと指摘。流れの中からチャンスボールをヴラホビッチへ供給できていないとの見方だ。

ベンフィカ戦でヴラホビッチが放ったシュートは2本、一方のハーランドはドルトムント戦で3本だった。ボールタッチ数も同じという似たような結果だったが、唯一ゴールだけが評価を変えた。ストライカーの難しさを感じる結果と言えよう。

ヴラホビッチとユヴェントスには今後も厳しい視線が向けられるはずで、ユヴェントスは流れの中からどうヴラホビッチを活かしていくのか。リーグ戦でも引き分けが増えているだけに、サポーターもエースのヴラホビッチに決定的な働きを求めている。