中盤から長短のボールを散らす存在に

開幕直後は失点に直結する致命的なミスもあってどうなるかと思われたが、マンチェスター・ユナイテッドが今夏にMFクリスティアン・エリクセンを獲得したのは正解だったのだろう。

今夏の中盤ではレアル・マドリードから獲得したカゼミロが目玉選手だが、先にインパクトを残したのはエリクセンの方だ。デンマーク代表の司令塔について『EuroSport』は、「すでにポグバよりも優れている」と絶賛する。

昨季までマンUに在籍していたポグバもワールドクラスのMFであり、そのテクニックは特別だ。ポグバとエリクセンを比較するなら、突破力の面ではポグバの方が上だろう。

しかし、エリクセンの方が展開力は高い。シンプルに長短のボールを左右に散らしており、それがジェイドン・サンチョやアントニーといったアタッカーを活かすことに繋がる。チームを指揮するエリック・テン・ハーグはアヤックスで中盤のコントロールをフレンキー・デ・ヨングに任せていたが、その役をこなすのがエリクセンだ。

今夏のマンUはアントニー、カゼミロ、DFリサンドロ・マルティネスなど高額な移籍金を投じて積極的な補強に動いてきたが、ここまで最大のヒットはフリーで迎えたエリクセンか。攻撃を展開するうえで早くもエリクセンは欠かせない存在となってきている。