若くこれからの活躍次第でいくらでも数値は伸びる

今夏の移籍市場でレアル・マドリードからレアル・ソシエダに完全移籍した久保建英。開幕戦から起用されるなどスタートダッシュに成功しており、セカンドストライカーという新境地も見つけた。2トップの一角で輝くことをイマノル・アルグアシル監督は見抜いており、久保の評価を高めている。

9月終盤には日本代表戦が行われ、久保は[4-2-3-1]の左サイドでピッチに立った。利き足と同サイドの起用はこちらもラ・レアルで行われたものであり、ELマンチェスター・ユナイテッド戦では対峙するヴィクトル・リンデロフを意に介さず左サイドから好機を演出している。

日本代表での地位はそれほど確立できていなかった同選手だが、今回のアメリカ戦で評価を高めており、27日のエクアドル戦でも同様のパフォーマンスを披露できればその地位は確固たるものになる。

『transfermarkt』は選手それぞれに市場価値と呼ばれる独自の数値を付けており、久保は9月23日に750万ユーロから900万ユーロ(日本円にして約12億円)に値段が上げられている。久保の絶頂期は2020年の7月から10月であり、この時期は3000万ユーロ(日本円にして約41億円)と高額な数値が設定されていた。その選手の実力や年齢が重要な項目であり、より若ければ値段も高額になる。現時点で最も市場価値が高いのはパリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペで、1億6000万ユーロ(日本円にして約222億円)となっている。

久保はまだ21歳と若く、5大リーグの上位クラブで数字を残せればムバッペ級とはいわずとも、自身の最高額3000万ユーロに再び達することは可能だろう。

久保と近い年齢で3000万ユーロ程度の市場価値が設定されているのは、ミランのチャールズ・デ・ケテラエル(21)、ボルシア・ドルトムントのカリム・アデイェミ(20)、PSVのコーディ・ガクポ(23)だ。共通点は目に見える数字であり、デ・ケテラエルは昨季クラブ・ブルージュで14ゴール9アシスト、アデイェミはレッドブル・ザルツブルクで19ゴール5アシスト、ガクポはPSVで12ゴール13アシストを記録している。対する久保は昨季1ゴールのみに終わっており、ここの数字が改善されれば自ずと数字は上がる。

久保は西『El Diario Vasco』にて「ゴールとアシストで20得点以上に絡みたい」と宣言しており、久保自身も数字を求めている。市場価値はその選手の能力の高さを示す指標であり、3000万ユーロに返り咲くことはあるのだろうか。