攻撃に違いを生み出すことができるマディソン

今夏の移籍市場でレスター・シティのMFジェイムズ・マディソンの獲得を試みていたニューカッスル・ユナイテッド。2度のオファーを跳ね除けられた形だが、1月の移籍市場で再アタックする意気込みのようだ。
 
昨季途中にオーナーが代わって以降、大きな変化を見せているニューカッスル。昨年11月にエディ・ハウ監督を新指揮官に任命し、冬の移籍市場では大型補強を敢行。降格圏に低迷していたチームが11位でシーズンを終えるという健闘ぶりを見せた。
 
そんな1月とは打って変わり、今夏はそれほど大きな動きを見せなかったニューカッスルだが、まもなく移籍市場閉幕というタイミングでレアル・ソシエダからFWアレクサンデル・イサクを獲得。クラブ史上最高額となる6000万ポンド(約93億円)を費やしたと報じられており、ニューカッスルデビューを飾った第5節リヴァプール戦では早速ゴールを決めている。
 
しかし、ニューカッスルはイサク獲得以前にレスターの10番、マディソンの獲得に動いていた。1度目は4000万ポンド(約62億円)、2度目は5000万ポンド(約77 億円)のオファーをレスターに提示したと8月上旬に英『BBC』などが伝えていたが、結局レスターはこれを受け入れなかった。
 
なんとか攻撃の柱を引き留めることには成功したレスターだが、GKカスパー・シュマイケルやDFウェズレイ・フォファナといった守備陣の主力は放出。財政難という事情もあって補強は彼らの穴埋めに留まり、今季はリーグ戦1分6敗の最下位と絶不調に陥っている。
 
そんな中でもマディソンはここまでリーグ戦3ゴール1アシストと気を吐いており、レスターがここから巻き返しを図る上で彼の力は必要不可欠。12ゴール8アシストを記録した昨季と同等、もしくはそれ以上のパフォーマンスが彼には求められるだろう。
 
しかし英『Daily Mail』によれば、ニューカッスルは1月の移籍市場でマディソン獲得に向けた3度目のオファーをレスターに提出するつもりだという。マディソンとレスターの現行契約は2024年夏までとなっており、契約期間が残り1年半となったこのタイミングで売却価格が引き下げられることを期待しているようだ。
 
クラブの財政事情次第ではレスターがマディソンの売却に動くことも考えられるが、彼の代役を見つけるというミッションはかなり難易度が高い。彼らがどういった決断を下すのかは見守るしかないが、マディソン放出&プレミアリーグ降格という最悪の事態だけはなんとしてでも避けたいところだ。