レンタル移籍で大きくつまずいた

レアル・マドリードでヴィニウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスのブラジル人アタッカーコンビが躍動する中、2人に続く存在と期待された3人目の男は大苦戦を強いられた。

育成が思うように進んでいないのは、レアルからドルトムントに2年間レンタル移籍していた20歳のブラジル人MFレイニエル・ジェズスだ。

レイニエルもフラメンゴからレアルへやってきた際は元ブラジル代表MFカカーと比較されるなど、その期待は大きかった。しかしレンタル先のドルトムントは壁が厚く、2シーズンでピッチに立ったのは741分間のみだ。レンタル移籍は出場してこそ価値が出てくるが、これでは育成に繋がらないだろう。レイニエルは徐々に忘れられてしまった。

市場価値も当初は2500万ユーロあったが、今では800万ユーロまでダウン。ブラジルから欧州に出てきた若者は大きな挫折を味わうことになった。

ブラジル『Globo Esporte』によると、レイニエルも難しい2年だったと振り返る。

「失われた2年間で、良い経験はできなかった。18、19歳で本当に難しい時間だったよ。フラメンゴでは常にプレイしていたのに、突然プレイできなくなるのだからね」

そのレイニエルは今季スペイン1部のジローナにレンタル移籍し、9日のレアル・バジャドリード戦で初ゴールを記録した。ドルトムントでは2シーズンで1ゴールしか奪えなかったため、幸先の良いスタートだ。

まだ20歳と焦る必要はないが、今度こそレイニエルは育成へ繋げられるのか。同じブラジル人選手としてヴィニシウス、ロドリゴの活躍に思うところもあるはずで、次はレイニエルがブレイクする番だ。