ニューカッスル時代はまだ完成されていなかった

28歳を迎え、フラムで完成の時を迎えたセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチ。これまでのキャリアを振り返ると、イングランドでは苦労の多い日々を過ごしている。

ミトロビッチがイングランドへやってきたのは2015年のことで、当時はニューカッスルと契約を結んでいた。しかし2018年2月にイングランド2部に所属していたフラムへレンタル移籍し、その半年後には完全移籍でフラムヘ移籍することが決まった。この時ニューカッスルでミトロビッチを戦力に含めなかったのは、指揮官のラファエル・ベニテスだ。

ニューカッスル地元紙『Chronicle Live』は当時ミトロビッチを2470万ユーロでフラムへ手放した判断に後悔はあるかと振り返っているが、当時のベニテスはミトロビッチの移籍に関して次のように答えている。

「彼は良い選手か? もちろんだ。だが、我々にはもっと異なる何かが必要だった。機動力だ。通常、守備からカウンターへ繋げるにはストライカーの機動力が必要だ。それがなければ、彼は単なるターゲットマンだ。我々のチームにとってそれは理想的ではない。我々は他の選手とサインする必要がある」

その後のミトロビッチはフラムで1部昇格と2部降格を繰り返すシーズンを過ごし、昨季もう一度プレミアリーグへの挑戦権を得た。今季も開幕から順調にゴールを重ねており、ミトロビッチさえ好調ならば生き残れるかもしれない。

ここまでミトロビッチが成長するとは予想外だった部分もあるかもしれないが、ニューカッスルは4年前の判断を悔やんでいるだろうか。