カンセロとゴメスだけでは足りない

マンチェスター・ダービーでは6-3と最大のライバルを打ち破ったマンチェスター・シティだが、徐々に怪我人が増え始めている。最終ラインではネイサン・アケとアイメリック・ラポルトが負傷から戻ったが、インターナショナルマッチウィークにてジョン・ストーンズが負傷。さらにカイル・ウォーカーがそのダービーで怪我をしており、要となる選手が2人いない。中盤底のアンカーはさらに人材が不足しており、ロドリとカルヴィン・フィリップスが戦列から離れている。ロドリの復帰時期は発表されておらず、CLコペンハーゲン戦では誰がアンカーを務めるのか。

ユナイテッドとのダービーで負傷交代となったウォーカーだが、昨季の終盤から今季にかけて離脱が増えてきた印象だ。

2017年プレミアリーグのライバルであるトッテナムからやってきたウォーカー。世界でもトップクラスの快足を武器に相手のアタッカーをねじ伏せる守備者であり、シティ加入後は守備だけでなくビルドアップでの高い貢献度を誇るようになった。怪我の少ない選手であり、長いシーズンを通して計算ができる。

しかし前述したように負傷離脱が増えており、昨季は足首を負傷してレアル・マドリードとのCLを欠場している。今季もすでに数試合戦列から離れており、今後その数字が増えるかもしれない。

シティのサイドバックはとくに層が薄く、ウォーカーのようにスピードを生かして相手のFWをねじ伏せられるタイプは残念ながらウォーカーしかいない。当時ブライトンに所属していたマルク・ククレジャの獲得を目指したが、失敗に終わっており、トップチームのSBはウォーカー、ジョアン・カンセロ、セルヒオ・ゴメスしかいない。そのゴメスも守備強度はまだまだであり、それはダービーで証明されてしまった。

今後はカンセロを右、左にネイサン・アケ、現在負傷中だがストーンズを右にカンセロを左と工夫しながらやり繰りしていくといえるが、ウォーカーの状態次第では冬の移籍市場で新たなSBの獲得が必要になる。重要なのは守備強度の高さであり、ワールドカップ・カタール大会で評価を上げた選手を獲得する可能性もある。

今季のタイトルを左右するウォーカーのコンディション。このまま負傷離脱を繰り返すのであれば後釜の獲得は必須であり、クラブは素晴らしい人材を見つけることができるのだろうか。