対策をも無効化できる

昨季はプレミアリーグで99ゴールと最多得点を記録するなど素晴らしい攻撃力を持つマンチェスター・シティだが、近年彼らへの対策が目立つようになってきた。それが自陣低い位置でブロックを敷き、カウンター、もしくはセットプレイからゴールを奪う方法だ。

昨季はCLで対戦したアトレティコ・マドリードが素晴らしい対策を見せており、残念ながら敗れてしまったが、ビッグイヤー獲得を目指すペップ・シティの前に立ちはだかった。具体的にいえば[5-5-0]の超守備的なシステムを採用しディフェンシブサードのスペースを消す方法だ。昨季のシティはアーリング・ハーランドのようなターゲットマンはおらず、ボックス内のポケットと呼ばれるスペースを活用しゴールを目指していた。だがそのスペースを消されてしまうと攻め手がなくなり、シティがボールを回すだけの時間となってしまう。その時間をなるべく長くし、どこかのタイミングでゴールを奪うのが昨季見られたシティ対策だった。

今季はハーランドの登場でその作戦が有効とはいえなくなっているが、直近のレスター・シティ戦ではハーランドがベンチ外となり、レスターは全選手を自陣に集める[5-5-0]システムを採用した。

非常に効果的であり、前半は0-0で終えることができた。が、後半ケビン・デ・ブライネが直接フリーキックを沈め、その得点が決勝点となり、0-1でシティが勝ち点3を得ている。

先日ブライトン戦でスーパーゴールを決めたデ・ブライネに対し指揮官であるジョゼップ・グアルディオラは「ベストには程遠い」とコメントしていたが、直接フリーキックを沈めたレスター戦後ペップは「(ベストな状態に)戻ってきた」と英『Daily Mail』にコメントしている。2試合連続でのスーパーゴールとペップも認めざるを得ないパフォーマンスだったのだろう。

「彼は技術を磨き、ゲームや周囲に影響を与えられるポジションを確保できる。彼はプレミアで最高のMFだ。パフォーマンス、プレイ、影響力、彼の右に出るものはない。彼のプレイは見ていて本当に楽しい」

マンチェスター・ユナイテッドのOBであるリオ・ファーディナンド氏はデ・ブライネを最高のMFと称賛している。実際に昨季終盤からのパフォーマンスは素晴らしく、今季はシーズン開幕時からエンジン全開だ。

シティへの対抗策として各チームが使う[5-5-0]に対しても素晴らしいシュートで試合を決めて見せたデ・ブライネ。前述したように昨季の終盤から好調を維持しており、今季こそはシティがCLを制するのかもしれない。