長距離砲まで備え始めた

以前ウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、自身の後輩であるレアル・マドリードMFフェデリコ・バルベルデをスティーブン・ジェラードと比較していたが、それも間違いではないのかもしれない。

バルベルデは中盤に加えてウイングもこなすユーティリティ性、抜群の運動量など圧倒的なエネルギーが評価されてきたが、今季はそこに加えてシュート精度も上がってきた。

今季はバルセロナとのクラシコでも地を這うミドルシュートでゴールを奪い、先日のセビージャ戦でも右サイドから高難度なミドルシュートを突き刺している。

リヴァプールで長く活躍した元イングランド代表MFのジェラードの代名詞といえば、GKが震え上がるほどの威力を持つ長距離シュートだった。バルベルデのパンチ力がジェラードの域に達したとは言い難いかもしれないが、レアル専門メディア『The Real Champs』はバルベルデを『現世界最高のミドルシューター』と絶賛する。

今季のバルベルデはリーグ戦とチャンピオンズリーグ合わせて34本のシュートを打っているが、そのうち枠内に18本飛ばしているのも評価できる。やはり枠内に飛ばなければ話が始まらないため、バルベルデは確実に枠を捉える精度を備えている。

ジェラード級のロングシューターとなれば、年齢を重ねるにつれてインサイドハーフでのプレイを増やしてもいい。トニ・クロースやルカ・モドリッチがクラブを去るタイミングでスムーズに中盤へポジションを移せるだろう。

強烈ミドルはクロースやモドリッチも持っていない武器で、バルベルデは2人のレジェンド以上の得点力をレアルの中盤にプラスできるのではないだろうか。

評価が上がり続けるバルベルデ。迫るワールドカップでもウルグアイ代表の主力を務めるはずで、カタールの地でもミドルが炸裂するかもしれない。今やウルグアイ最大のキーマンと言っても大袈裟ではなさそうだ(数字は『WhoScored』より)。